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燕 橘いずみ(著) - ふらんす堂
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燕
精鋭俳句叢書
発行：ふらんす堂
4-6
174ページ
定価
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2012年9月
- 書店発売日
- 2012年9月15日
- 登録日
- 2012年9月15日
- 最終更新日
- 2016年8月1日
紹介
◆自選十五句より
夏野来て子ら草になり風になり
母を待つ子の掌の中の木の実かな
学校の胡瓜の太く曲がりたる
手の内にジョーカーのある冬籠
捕虫網秩父の風をすくひけり
きさらぎや鳥の翼の白き紋
母ありて南天の実の色づきぬ
酒屋にも洋食屋にも燕かな
馬鈴薯の花に雨降る参観日
セーターより白き兎を抱きにけり
前書きなど
◆精選俳句叢書「花」シリーズ
酒屋にも洋食屋にも燕かな
句集名の由来となった作品である。身辺詠に注がれることの多かった作者のまなざしが「燕」の飛翔にも似てさらにはるかな時空へと広がりはじめている。このことを作者とともに喜びたい。
上記内容は本書刊行時のものです。
