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税理士試験教科書 簿記論・財務諸表論Ⅱ 基礎完成編【2021年度版】
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2020年9月10日
- 書店発売日
- 2020年9月9日
- 登録日
- 2020年6月12日
- 最終更新日
- 2021年9月9日
紹介
●学習書としてのメリット
本書は、独学者でもしっかり学べて
確実に合格できる教材づくりをコンセプトに、
長年受験講座で指導をしてきた講師が自ら執筆・監修した学習教材です。
税理士試験の幅広い出題範囲を網羅し、
最新の出題傾向や最新の法令等に基づいて作成しているため、
税理士試験対策として最適な学習教材となっています。
●本書のメリット
受験生が段階的かつ効率的に学習を進められるよう
「基礎導入編」「基礎完成編」「応用編」の3部構成としています。
内容説明では、側注部分に講師からの補足説明を数多く記載し、
受験生の疑問を未然に解決するとともに、
より理解を深めることができるよう工夫しました。
また、学習途中において独学から講座受講に変更したい場合でも、
スムーズにその切り替えができるよう
受験講座の学習カリキュラムの進行に合わせて教材を作成しました。
●本書の学習内容
税理士試験科目のうち、会計科目の
簿記論と財務諸表論はその約50%の内容が重複しています。
そのため本書は簿記論と財務諸表論を同時に学習できるような
「簿財一体型」の教科書となっています。
「基礎完成編」で主に取り上げられているテーマは
「税効果会計」「リース会計」「減損会計」「退職給付会計」
「社債」「純資産会計」「外貨換算会計」などです。
「税効果会計」をはじめ、簿記論及び財務諸表論の本試験で
頻繁に出題されている重要論点が多く収録されています。
別冊の「問題集・基礎完成編」と完全対応しています。
教科書の学習と合わせて、問題集の問題を解くようにすれば学習効果が高まります。
目次
簿財一体型の学習法
本書の構成・特長
著者からのメッセージ
ネットスクールの税理士WEB講座
ネットスクールWEB講座 合格者の声
税理士資格を目指す魅力
税理士試験の2大特徴
本書で使用する略語や記号について
Chapter1 法人税等・租税公課
Section 1 法人税等
Section 2 事業税と外形標準課税制度
Section 3 その他の税金(租税公課)
Chapter2 税効果会計
Section 1 税効果会計の概要
Section 2 会計上と税務上の差異
Section 3 将来減算一時差異
Section 4 将来加算一時差異
Section 5 その他有価証券の税効果会計
Section 6 税効果会計の出題
Section 7 表示と注記事項
Section 8 法定実効税率
Chapter3 消費税
Section 1 消費税とは
Section 2 消費税の会計処理
Chapter4 リース会計
Section 1 リース取引の概要
Section 2 ファイナンス・リース取引
Section 3 オペレーティング・リース取引
Chapter5 減損会計
Section 1 減損会計の必要性と基本的考え方
Section 2 減損会計の流れと会計処理方法
Section 3 資産のグルーピング
Chapter6 退職給付会計
Section 1 退職給付会計の概要と基礎知識
Section 2 退職給付会計の各項目
Section 3 退職給付にかかる会計処理
Section 4 勘定連絡図とワークシート
Section 5 差異の会計処理
Section 6 その他の論点
Chapter7 引当金
Section 1 引当金
Chapter8 社債
Section 1 社債の一連の処理
Section 2 社債の買入償還
Chapter9 純資産会計
Section 1 純資産会計の基礎知識
Section 2 株主資本項目の変動
Section 3 自己株式
Section 4 新株予約権
Section 5 新株予約権付社債
Section 6 純資産に関する注記
Chapter10 繰延資産
Section 1 繰延資産の会計処理
Chapter11 外貨換算会計
Section 1 外貨建取引の概要
Section 2 為替予約
Section 3 外貨建有価証券の評価
Chapter12 棚卸資産
Section 1 売価還元法
Chapter13 金融商品
Section 1 保有目的区分の変更
Section 2 株式配当金の処理
Section 3 新株予約権の取得者側の処理
Section 4 その他の金融商品
索引
前書きなど
簿記論と財務諸表論は同時に学ぼう!
まえがき
本書を手にしたみなさんにとって大切なことは
「まずは、いかにして税理士試験の会計科目(簿記論、
財務諸表論)に合格していくか」ということではない
でしょうか。
そこで、認識しておきたいのが、次の状況です。
・簿記論はほぼ100%計算問題であり、財務諸表論では
50%が計算問題、残りの50%が理論問題で出題され、
計算問題の内容は簿記論と財務諸表論で差がないこと
・計算問題を解くにも、理論的な背景(財務諸表論の
理論部分)がわかっている方が有利なこと
・学習する際にも理論と計算を平行した方が頭には
入りやすいこと
・近年の簿記論の問題が難化していること(合格率は
毎回、10数%で安定)
・財務諸表論の合格率は、平均すると20%程度と高い
こと
・仮に簿記論を落としても、財務諸表論さえ合格して
いれば、学習量的にみて税法に進めること
これらの状況を勘案すると、簿記論と財務諸表論は
絶対に同時に学習した方がいい。1つのミスをしたか
どうかで合否が入れ替わってしまう(ほど合格ラインが
低い)簿記論の試験だけのために、1年かけて学習する
のはリスクが大きすぎる。
このような判断から、簿記論・財務諸表論一体型の
教科書及び問題集になっています。
さらに、本書はネットスクールが提供するWeb講座の
採用教材にもなっていますので、独学で学習する方が
授業を聴きたいと思ったときにも無駄なく活用いただけます。
また本書は、日商簿記2級の学習経験者がスムーズに
学習し、合格してもらうために作られた本ですので、
日商簿記2級の復習からはじまり、本試験のレベルまでを
収載しています。
状況は我々が整えます。
みなさんは、この本で勇気を持って始め、本気で学んで
ください。
そうすれば、みなさん自身ばかりではなく、みなさんの
周りの人たちをも幸せにできる、そんな人生が開けてきます。
さあ、この一歩、いま踏み出しましょう!
ネットスクール株式会社
代表 桑原 知之
上記内容は本書刊行時のものです。