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税理士試験教科書 簿記論・財務諸表論Ⅰ 基礎導入編【2021年度版】
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2020年8月7日
- 書店発売日
- 2020年8月12日
- 登録日
- 2020年6月12日
- 最終更新日
- 2021年8月5日
紹介
●学習書としてのメリット
本書は、独学者でもしっかり学べて
確実に合格できる教材づくりをコンセプトに、
長年受験講座で指導をしてきた講師が自ら執筆・監修した学習教材です。
税理士試験の幅広い出題範囲を網羅し、
最新の出題傾向や最新の法令等に基づいて作成しているため、
税理士試験対策として最適な学習教材となっています。
●本書のメリット
受験生が段階的かつ効率的に学習を進められるよう
「基礎導入編」「基礎完成編」「応用編」の3部構成としています。
内容説明では、側注部分に講師からの補足説明を数多く記載し、
受験生の疑問を未然に解決するとともに、
より理解を深めることができるよう工夫しました。
また、学習途中において独学から講座受講に変更したい場合でも、
スムーズにその切り替えができるよう
受験講座の学習カリキュラムの進行に合わせて教材を作成しました。
●本書の学習内容
税理士試験科目のうち、
会計科目の簿記論と財務諸表論はその約50%の内容が重複しています。
そのため本書は簿記論と財務諸表論を同時に学習できるような
「簿財一体型」の教科書となっています。
「基礎導入編」で主に取り上げられているテーマは
「簿記一巡」「現金預金」「金銭債権」「有形固定資産」
「金融商品(有価証券)」などです。
大半の内容は日商簿記2級までに学習済みのものであり、
無理なく税理士試験に向けてのスタートを切れるようになっています。
別冊の「問題集・基礎導入編」と完全対応しています。
教科書の学習と合わせて、問題集の問題を解くようにすれば学習効果が高まります。
目次
簿財一体型の学習法
本書の構成・特長
著者からのメッセージ
ネットスクールの税理士WEB講座
ネットスクールWEB講座 合格者の声
税理士資格を目指す魅力
税理士試験の2大特徴
本書で使用する略語や記号について
Chapter1 簿記一巡
Section 1 簿記の手続きの流れ
Section 2 営業手続
Section 3 決算手続
Section 4 貸借対照表の作成
Section 5 損益計算書の作成
Section 6 開始手続
Chapter2 現金預金
Section 1 現金
Section 2 預金
Section 3 小口現金
Chapter3 金銭債権
Section 1 金銭債権
Section 2 手形
Section 3 関係会社に対する金銭債権・金銭債務
Section 4 割引現在価値の計算
Section 5 金銭債権の評価(貸倒引当金)
Chapter4 棚卸資産
Section 1 棚卸資産の範囲と取得原価の決定
Section 2 値引き・返品などの処理
Section 3 商品売買の処理方法
Section 4 棚卸資産の評価方法
Section 5 期末商品の評価
Section 6 原価率などの算定
Section 7 仕入・売上の計上基準
Section 8 仕入諸掛
Section 9 他勘定振替高
Chapter5 有形固定資産
Section 1 有形固定資産の基礎知識
Section 2 取得原価の決定
Section 3 減価償却の手続き
Section 4 会計上の見積りの変更、会計方針の変更
Section 5 売却・買換え・除却・滅失
Section 6 圧縮記帳
Section 7 資本的支出と収益的支出、修繕引当金
Section 8 賃貸等不動産
Chapter6 無形固定資産
Section 1 無形固定資産の会計処理
Section 2 のれん
Section 3 ソフトウェアの会計処理
Chapter7 営業費
Section 1 営業費の概要
Section 2 人件費
Section 3 諸経費(消耗品費、通信費等)
Chapter8 金融商品
Section 1 有価証券の基礎知識
Section 2 有価証券の取得・売却
Section 3 有価証券の期末評価
Section 4 有価証券の減損処理
Section 5 有価証券の認識基準
索引
前書きなど
簿記論と財務諸表論は同時に学ぼう!
本書を手にしたみなさんにとって大切なことは
「まずは、いかにして税理士試験の
会計科目(簿記論、財務諸表論)に合格していくか」
ということではないでしょうか。
そこで、認識しておきたいのが、次の状況です。
・ 簿記論はほぼ100%計算問題であり、財務諸表論では50%が計算問題、
残りの50%が理論問題で出題され、
計算問題の内容は簿記論と財務諸表論で差がないこと
・ 計算問題を解くにも、
理論的な背景(財務諸表論の理論部分)がわかっている方が有利なこと
・ 学習する際にも理論と計算を平行した方が頭には入りやすいこと
・ 近年の簿記論の問題が難化していること(合格率は毎回、10数%で安定)
・ 財務諸表論の合格率は、平均すると20%程度と高いこと
・ 仮に簿記論を落としても、財務諸表論さえ合格していれば、
学習量的にみて税法に進めること
これらの状況を勘案すると、
簿記論と財務諸表論は絶対に同時に学習した方がいい。
1つのミスをしたかどうかで合否が入れ替わってしまう
(ほど合格ラインが低い)簿記論の試験だけのために、
1年かけて学習するのはリスクが大きすぎる。
このような判断から、
簿記論・財務諸表論一体型の教科書及び問題集になっています。
さらに、本書はネットスクールが提供する
Web講座の採用教材にもなっていますので、
独学で学習する方が授業を聴きたいと思ったときにも無駄なく活用いただけます。
また本書は、日商簿記2級の学習経験者がスムーズに学習し、
合格してもらうために作られた本ですので、日商簿記2級の復習からはじまり、
本試験のレベルまでを収載しています。
状況は我々が整えます。
みなさんは、この本で勇気を持って始め、本気で学んでください。
そうすれば、みなさん自身ばかりではなく、
みなさんの周りの人たちをも幸せにできる、そんな人生が開けてきます。
さあ、この一歩、いま踏み出しましょう!
ネットスクール株式会社
代表 桑原 知之
上記内容は本書刊行時のものです。