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サクッとうかる日商2級 工業簿記 トレーニング
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2018年11月15日
- 書店発売日
- 2018年11月12日
- 登録日
- 2018年11月9日
- 最終更新日
- 2022年3月24日
紹介
『サクッとうかる 日商2級工業簿記テキスト』に準拠した問題集。
テキストと組み合わせてご利用いただくことで、
身に付けた知識をより定着させ、
解答力を本試験レベルにまで引き上げることを目的とした問題集です。
●問題を解く上で必要な知識をコンパクトにまとめた「まとめ」ページ
・効率よく内容が確認できます。
・「Point」「超重要」など、要点が一目でわかりやすくなっています。
・「試験でこう出る!」で、本試験ではどのような問題で出るのかを知り、
試験対策に役立てることができます。
●「基礎編」と「応用編」の2段階構成
「基礎編」で基礎力の充実を図り、
「応用編」で本試験レベルの問題を解答できる力をつけていきます。
●「基礎編」
・「基本問題」では、テキストで学習した内容を確認し、知識の定着を図ります。
・「基本問題」の最後にある「まとめ問題」では、
他の学習論点を含んだ総合問題を解く力が身につくよう、
自然にレベルアップができるようにしています。
●「応用編」
・過去の本試験の出題傾向に基づき、
大問(第4問・第5問)ごとの対策となる本試験レベルの問題を載せています。
・学習論点を広くカバーし、実力を確固としたものにします。
その他
・見やすい2色刷りの解答解説
・解き直し、繰り返し学習に便利な「答案用紙ダウンロードサービス」
・表紙カバー裏には「製造原価報告書」のスタイルがわかる付録付き
テキストでの学習と並行して、本問題集で可能な限り多くの問題に取り組み、
実力をつけていってください。
目次
基礎編
まとめ付 基本問題にチャレンジ
第1章 工業簿記の基礎
第2章 費目別計算(基本編)
材料費の分類
材料費の処理
労務費の分類
労務費の分類と計算
賃金の支払いと消費
経費の分類と計算
経費の処理
第2章 費目別計算(基本編) まとめ問題
第3章 製造間接費の配賦
製造間接費の予定配賦①
製造間接費の予定配賦②
製造間接費の予定配賦③
製造原価報告書と損益計算書の作成
製造原価報告書
第3章 製造間接費の配賦 まとめ問題
第4章 総合原価計算の基礎
総合原価計算①
総合原価計算②(先入先出法)
総合原価計算③(平均法)
等級別総合原価計算
組別総合原価計算
第4章 総合原価計算の基礎 まとめ問題
第5章 総合原価計算の応用
工程別総合原価計算
仕損・減損の処理①
仕損・減損の処理②
工程別総合原価計算+仕損・減損
材料の追加投入①
材料の追加投入②
材料の追加投入③
第5章 総合原価計算の応用 まとめ問題
第6章 標準原価計算
製造直接費差異の分析
製造間接費差異の分析
パーシャル・プランとシングル・プラン
第6章 標準原価計算 まとめ問題
第7章 CVP分析と直接原価計算
原価の固変分解
CVP分析①
CVP分析②
直接原価計算①
直接原価計算②
直接原価計算③
第7章 CVP分析と直接原価計算 まとめ問題
第8章 個別原価計算
個別原価計算①
個別原価計算②
個別原価計算③
第8章 個別原価計算 まとめ問題
第9章 部門別計算
製造間接費の部門別計算①
製造間接費の部門別計算②
製造間接費の部門別予定配賦①
製造間接費の部門別予定配賦②
第9章 部門別計算 まとめ問題
第10章 費目別計算の応用
材料費の計算
棚卸減耗損の計算
予定消費価格による材料費の処理
材料副費の予定配賦
予定消費賃率による賃金の処理
第10章 費目別計算の応用 まとめ問題
第11章 本社工場会計
本社工場会計
応用編
本試験レベルにチャレンジ
第4問対策
費目別計算(直接費と間接費)
費目別計算(材料費会計)
費目別計算(材料費・労務費・経費)
費目別計算(差異の分析)
費目別計算(勘定記入①)
費目別計算(勘定記入②)
財務諸表の作成(製造原価報告書)
個別原価計算①
個別原価計算②
部門別計算①
部門別計算②
本社工場会計
第5問対策
単純総合原価計算①
単純総合原価計算②
工程別総合原価計算①
工程別総合原価計算②
総合原価計算(材料の追加投入)
等級別総合原価計算
組別総合原価計算
標準原価計算①
標準原価計算②
標準原価計算③
標準原価計算④
直接原価計算
直接原価計算(CVP分析①)
直接原価計算(CVP分析②)
解答解説
基礎編
応用編
前書きなど
はじめに ~原価計算の本質~
いきなりですが、まず最初に工業簿記の中核、
『原価計算』の本質をお話ししましょう。
みなさんが、車で家電量販店に行って、
10万円のテレビと 6万円のパソコンを買ってきたとしましょう。
このとき、ガソリン代 500円、自分の人件費1,000円、
車の減価償却費 100円で合計 1,600円かかりました。
さて、テレビとパソコンの原価はそれぞれいくらになるでしょうか?
共通に掛かった1,600円を、
金額の割合で分けて、テレビを101,000円、
パソコンを60,600円とすることもできるでしょうし、
両方とも1個ずつ買ったのだから、
1:1に割り振って100,800円と
60,800円とするという考え方もあるでしょう。
実は、原価計算でやっていることは、これと同じなのです。
つまり、何の製造のために掛かったのかが
明らかなもの(10万円と 6万円)はその原価とし、
明らかでないものは、まず集計し(1,600円)、
その後、適切な『何らかの基準』で割り振って製造原価とするのです。
この『何らかの基準』が、
総合原価計算の材料費なら『個数』、
工場建物の減価償却費なら各部門の『占有面積』、
製造間接費なら『機械加工時間』といった具合に
「状況によって変わっていく」それだけのことなのです。
そうとわかってしまえば、もう怖くありません!
さあ、頑張って始めていきましょう!
狙うは、日商簿記2級、合格です。
※解答用紙のダウンロードサービスも提供いたします。ご利用ください。
ネットスクール 桑原知之
上記内容は本書刊行時のものです。