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全経簿記能力検定試験公式テキスト3級【第4版】
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2018年11月21日
- 登録日
- 2018年11月19日
- 最終更新日
- 2023年3月14日
重版情報
5刷 | 出来予定日: 2023-03-10 |
4刷 | 出来予定日: 2021-12-04 |
3刷 | 出来予定日: 2021-04-26 |
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紹介
公益社団法人全国経理教育協会主催簿記能力検定試験
3級に対応した『公式テキスト』です。
2019年度の出題区分の改定に対応しています。
(試験範囲区分表・標準勘定科目表・簿記能力検定試験受験要項 付属)
全経簿記能力検定試験は、
文部科学省・日本簿記学会後援の資格試験です。
全経簿記能力検定試験3級においては、
身近な商売の経理、そして商業簿記・会計の原理を学びます。
営業費用や消費税の処理、財務諸表(損益計算書、貸借対照表)のみならず、
帳簿の形式など、単なる試験対策の勉強では終わらない、
実務でも役立つ知識を学ぶことができます。
本書では全経簿記能力検定試験3級で学習する内容を、
試験における重要度を示しつつ、
図表やイラストなども用いてわかりやすく説明しています。
この全経簿記3級の学習を土台として、
簿記会計の更なる高みへの学習
(ちなみに全経簿記上級は合格すると
税理士試験の受験資格を得ることができます)
につなげていって下さい。
※本テキストに準拠した『公式問題集』をご使用いただくと、
さらに理解を深め、実力を確実なものにすることができます。
本書と併せてご利用下さい。
目次
Chapter 1 身のまわりの簿記
Section 1 自分貸借対照表を作ろう!
Section 2 自分損益計算書を作ろう!
Section 3 貸借対照表と損益計算書
Chapter 2 仕訳と転記
Section 1 仕訳ってなに ?
Section 2 勘定と転記
Section 3 仕訳帳と総勘定元帳
Chapter 3 決算の手続き(1)
Section 1 決算とは
Section 2 試算表の作成
Chapter 4 現金(1)と当座預金 = 基本の処理 =
Section 1 現金と預金
Section 2 当座預金
Chapter 5 商品売買
Section 1 三分法
Section 2 掛取引
Section 3 返品
Section 4 商品売買に係る帳簿
Section 5 売上原価対立法
Chapter 6 その他の費用と収益
Section 1 費用の支払い
Section 2 収益の受取り
Chapter 7 手形
Section 1 約束手形
Section 2 手形貸付金と手形借入金
Chapter 8 その他の債権債務
Section 1 未収金と未払金
Section 2 前払金と前受金
Section 3 仮払金と仮受金
Section 4 立替金と預り金
Chapter 9 現金(2) = 現金過不足、小口現金 =
Section 1 現金過不足
Section 2 小口現金
Chapter 10 税金・引出金
Section 1 消費税の処理
Section 2 引出金と税金
Chapter 11 有価証券と有形固定資産
Section 1 有価証券
Section 2 有形固定資産
Chapter 12 株式の発行
Section 1 株式会社の資本構成
Section 2 株式の発行
Chapter 13 決算の手続き(2)
Section 1 決算整理記入
Section 2 売上原価の計算
Section 3 貸倒れの見積もり
Section 4 消耗品費の処理
Section 5 費用の繰延べ
Section 6 費用の見越し
Chapter 14 精算表・財務諸表
Section 1 精算表
Section 2 損益計算書と貸借対照表
Section 3 帳簿の締切り
Chapter 15 伝票会計・試算表
Section 1 3伝票制
Section 2 試算表作成問題の解き方
前書きなど
は し が き
― 身近な商売の経理ないし
商業簿記・会計の原理を学ぼうとする人 ―
本書は、公益社団法人全国経理教育協会(いわゆる全経)・簿記能力検定試験
(後援/文部科学省・日本簿記学会)3級の『公式テキスト』である。
全経では、会社の近年の経済・経営環境の変化に対応すべく、
経営管理の基礎となる簿記ならびに
会計の見直し作業を行ってきた。
その結果は、平成29 年度より実施されることになった
「簿記能力検定試験問題出題範囲」表に掲載されている。
旧3級と比べた主要な改定点を述べると、
営業費用について、発生主義を適用し、見越し、
繰延べを入れたことが挙げられる。
これは、正しい営業費用を把握することが、
営業活動を把握し、事業経営のために必須の能力であるからである。
一方、我々の日常生活では消費税から逃れることはできない。
そうであれば、簿記を学ぶ者として、
消費税の処理を会得しておくことは必須の資格である。
したがって、あらゆる企業取引において
必ず現れる消費税の仕訳処理を取り入れた。
これらは、商業簿記に携わることができる能力を
保証する意味で必要なものである。
以上の処理の導入は、貸借対照表に、資産として前払項目、
負債として未払項目および仮受け項目を計上することになるが、
会計理論上、そもそもの貸借対照表の役割は、
損益計算書と連動した資産、負債項目の収容であり、
この仕組みに早くから接しておくことは
簿記ならびに会計の構造を学ぶ上で重要であると言える。
さらに、従来の簿記の学習においては、
財務諸表:損益計算書(損益勘定)と
貸借対照表の作成に重点がおかれ、
帳簿の管理機能の学習については、ともすれば、
ないがしろにされがちであった。
この点に目を向け、帳簿の形式について若干の改善を図っている。
本テキストは、
従来と変わらない部分の解説を行うことはもちろんのこと、
上述の新しい分野の解説に力を入れている。
本テキストの学習により、
3級を超えて簿記会計の更なる高みへの学習へ発展されることを望んでいる。
なお、本テキストには『公式 問題集』が別に刊行されている。
併せて利用され、合格証書を手にされることを祈っている。
平成 29 年3月 全経「簿記能力検定試験問題出題範囲」改定によせて
一橋大学名誉教授・商学博士
新田 忠誓
上記内容は本書刊行時のものです。