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クズが世界を豊かにする
YouTubeから見るインターネット論
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2009年12月
- 書店発売日
- 2009年12月17日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2021年1月8日
紹介
一人のジャーナリストより、 ケータイを持った100人に意味のある時代。
YouTubeで観られる動画75本をサンプルに、松沢呉一がメディアの変化、文化比較、インターネットの今後の可能性について語る。
目次
第1章 YouTubeを観る
01 YouTube依存を強めるテレビ
02 YouTubeをめぐるビジネス
03 「Dancing」が切り開いたもの
04 投稿者の拡大
05 YouTubeがカットしたもの
06 YouTubeの作法
07 雑誌の感覚・ネットの感覚
08 選別のない世界
09 誰もが意見を言える世界
10 無数の参加方法
11 成り上がりのショートカット
12 変容する著作権の考え方
13 ゆるいメディア
14 YouTube的な発想
第2章 YouTubeで観る
15 YouTubeをさらに楽しむ
16 メタな視点
17 エロ表現から世界を眺める
18 エロ表現から日本を眺める
19 判断の主体
20 ソースの明示
21 アートの境界線
22 フリーハグの始まり
23 情報の伝播
24 フリーハグから見えるもの
25 空間を変質させる試み
26 文化に合った表現
27 マリファナの実情を見る
28 世界で起きていること
29 Twitter革命
30 既存メディアの役割
31 フェイクの氾濫
32 インターネットと集合知
33 とてつもなく便利な道具
34 民主的なインターネット
35 自覚的な利用のススメ
あとがき
著者プロフィール、著作一覧
版元から一言
この本の元となったインタビューは、今年(2009年)の8月に収録しました。著者初の口述筆記スタイルの本です(ただし、本人の手により大幅に加筆修正が行なわれています)。
インタビューにも同席させていただいたのですが、松沢さんの「好奇心」には、いつも感服させられます。
YouTubeの映像を観て、気づいたこと。それを一心不乱に調査し、論を組み立てていく能力。
本でも触れていますが、フリーハグ動画に興味を持った際には、三日三晩、フリーハグ動画を400本以上、観続けたそうです。
「インターネットは考えることに向いているメディア」とあとがきで書かれていますが、本書では、松沢呉一の思考過程をたっぷりと楽しむことができます。
[担当編集・高橋大輔]
上記内容は本書刊行時のものです。