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三輪定宣著作集第3巻 学級規模、学校規模・統廃合等
- 書店発売日
- 2023年3月23日
- 登録日
- 2023年2月2日
- 最終更新日
- 2023年3月28日
紹介
教育財政学の第一人者として知られる著者が教育現場のありようを鋭く問う。深い学識・見識に支えられた論文の数々を集成。教育学を学ぶための必備の図書。
A5判上製(ケース付き)
第3巻「学級規模、学校規模・統廃合・施設など)」の分野は一般に「教育条件」と称され、教育行政学、教育財政学の主要な研究分野である。「教育条件」は戦前の「七〇人学級」に代表されるように国の教育行政に軽視された。その反省から戦後教育改革で「教育条件」は重要な教育的価値として認識され、教育基本法一〇条(一九四七年三月)にその整備が教育行政の任務と規定され、教育行政学、教育法学の主要なテーマとなった。(「第3巻「学級規模、学校規模・統廃合など」の解説」より)
目次
【備考】①記載事項の順番は、論文発表年月日、論文名、掲載出版物、掲載頁、『業績一覧』著作番号。②Nは掲載新聞。
【一九六八~七九年】
○一九六八年四月、「教研集会にみる教育行財政問題」『住民と自治』59号(土屋基規と共同執筆)(六八~七六頁)(一〇)
〇一九七二年八月五日、「学校統廃合について」『教育通信』673号(高知県教組)(三頁)(八二)
〇一九七三年八月一五日、「高知県の学校統廃合政策とそのたたかい」「学校統廃合問題関係資料」(略)『るねさんす』二二二号(四~五四、五五~一〇四頁(略))(八二)
〇一九七三年八月二五日、「過疎問題と学校統廃合」「学校統廃合の展開と教師・住民のたたい」『子どもの学習権と学校統廃合』(国民教育研究所・伊ヶ崎暁生編、労働旬報社)(一三~三二、三二五~二四五頁)(九二)
○一九七三年八月二五日、「学校統廃合の展開と教師・住民のたたかい─高知県」『同前』(九二ー二)
○一九七三年九月、「教育条件」『子ども白書1974年版』(二〇八~二一五頁)(九三)
〇一九七三年一二月、「学校統廃合政策の破綻を自認した文部省通達」『教育』297号(一二二~一二四頁)(九六)
〇一九七三年一二月二日、「国庫負担」に目がくらみ、実態無視の強行(過疎と学校14回)『毎日新聞(高知版)』(一二)
○一九七四年三月、「昭和四九年四月開校をむかえた窪川統合中学校の状態」『るねさんす』225号(執筆者:高知大学「過疎と教育」研究会)(四一~五一頁)
○一九七四年五月、『学校統廃合に関する政策)(第三次案)』(執筆・三輪、高知県教職員組合発行)(一~二五頁)(一〇五)
○一九七四年五月、「序」「学校統廃合の背景と実態」「学校統廃合と教育財政」『高知大学教育学部研究報告』第1部26号(七七、七八~八八、一一七~一三〇頁)(一一〇)
○一九七四年八月、「教育条件」『子ども白書1974年版』(二八五~二八九頁)(一〇八)
○一九七五年三月、「過密・過疎、へき地の教育」『教育評論』三月臨時増刊号(八二~九二頁)(一一六)
○一九七五年四月、「子どもの学習権と過疎・過密地域の教育条件」『国民教育』臨時増刊号(一七八~一九二頁)(一一六│二)
○一九七五年八月、「教育条件」『子ども白書1975年版』(三九七~四〇五頁)(一一八)
○一九七五年三月、「序」「窪川中学校統廃合問題の概要と経過」『高知大学教育学部研究報告』第一部二七号(八一~八二、八二~九一頁)(一九九)
○一九七五年一〇月、「学校寄宿舎の行財政とその課題」『国民教育』26号(八二~九四頁)(一二二)
○一九七五年一月、「教育における「もの」「かね」「ひと」」(第16回自治研全国集会)『住民と自治』152号(一二四)
○一九七六年二月、「住民要求にもとづく学習権の確立と教育・福祉の条件を求めてー第一六回自治研全国集会とその意義」『教育』326号(神田修と共同執筆)(一二四~一三〇頁)(一二六)
○一九七六年三月、「教育条件の実態と現行法制上の問題点」『戦後教育と憲法・教育法』(日本教育法学会編)(八〇~九三頁)(一三〇)
○一九七六年五月、「児童憲章第6条の解説」『児童憲章読本』(日本子どもを守る会)(一八~一九頁)(一三一)
○一九七六年七月、「教師の労働条件と学級規模」『季刊国民教育』29号(七六年夏季号)(一三二~一四三頁)(一三二)
○一九七六年八月、「教育条件」『子ども白書1976年版』(三二一~三二五頁)(一三三)
○一九七六年一〇月、「学校統廃合をやめさせた高裁決定」『住民と自治』一六一号(五三~五六頁)(一三四)
○一九七六年一〇月、「名古屋高裁金沢支部、富山県立山小学校廃止処分について執行停止を決定」『教育』335号(一三五)
○一九七六年一一月、「学校統廃合問題からみた広域圏計画の問題点」『京都の自治』20、21合併号(二六~三三頁)(一三六)
○一九七六年一二月、「学校廃止取消訴訟の原告適格と統廃合の限界」『季刊教育法』22号('76年冬季号)(一三九)
○一九七七年三月、「過疎・過密、へき地の教育」『教育評論』三月臨時増刊号(七八~八一頁)(一四二)
○一九七七年八月、「教育条件」『子ども白書1977年版』(三六八~三七二頁)(一四七)
○一九七七年一〇月一日、「教育条件の地域格差をめぐる研究課題」『研究ノート』25号(高知大学教職員組合教育分会)(三八頁)(一五〇-二)
○一九七七年一〇月、「学校事故の予防と教育条件の安全基準」『学校事故の法制と責任』(学校事故研究会編)(三〇四~三一六)(一五一))
○一九七七年一〇月、「学校統廃合にともなう事故救済─スクールバス事故を中心に─」『学校事故の事例と裁判』(学校事故研究会編)(三五八~四七〇頁)(一五二)
○一九七八年一月、「学校を守る住民運動のたかまりと学校統廃合政策の後退」『国民教育』七八年一月臨時増刊号(一五一~一六〇頁)(一五五)
○一九七八年二月、「教育の危機と自治体の役割─第一七回自治研全国集会の報告」『教育』三五四号(一〇六~一一〇頁)(一五七)
○一九七八年八月、「教育条件」『子ども白書一九七八年版』(三三六~三四二頁)(一六五)
○一九七九年四月、「人材確保法と勤務条件」『季刊 教育法』1979年春季号(一七五)
○一九七九年五月一日、「特集「地域と教育」の編集趣旨」「学校統廃合運動の現状と課題」『るねさんす』二七三号(一~二、三~一二頁)(一六二-二)
【一九八〇~八九年】
○一九八〇年三月、「過密・過疎、へき地の教育」『教育評論』八〇年臨時増刊号(一六六~一六九頁)(一九一-二)
○一九八〇年三月二〇日、「教育財政と教育条件整備」『子どもの権利と教育法』(日本教育法学会年報9号、有斐閣)(一五六~一六六頁)(一九二)
○一九八〇年五月二四日、「過密・過疎、へき地の教育」『日本の教育』29集(四九〇~五一二頁)(一九六)
○一九八〇年六月一〇日、「教育財政における教育の条件整備」『講座第4巻 教育条件の整備と教育法』(日本教育法学会編、総合労働研究所)(一三一~一四五頁)(一九八)
〇一九八〇年七月一〇日、「教育条件」『子ども白書1980年版』(三二六~三三〇頁)(一九九)
〇一九八一年七月一〇日、「教育条件・学校規模」『子ども白書1981年版』(三一八~三二三頁)(二一一)
〇一九八二年七月一〇日、「教育条件」『子ども白書1982年版』(三二六~三三〇頁)(二八九~二九三)(二二七)
○一九八二年八月、「過密過疎と教育問題─主として教育財政との関係において」『都市問題』73巻8号(四九~六〇頁)(二二九)
○一九八二年九月、『学校があって地域がまとまる』(青森県柏村小学校統廃合問題調査団、三輪定宣・境野健児・小川正人)(青森県西津軽郡教職員組合)(一~三〇、三輪:五~一六頁)(二三一)
○一九八一年一月、『学校は地域の宝・地域の核─飯田市・山本・伊賀良中学校統廃合問題調査報告書(第一次)─』(学校統廃合問題調査団、三輪定宣・境野健児)(子どもの教育と文化を考える山本母の会発行)(一~三一頁)(二三六)
○一九八三年一一月二日、「教育条件の整備が急務」『日教組教育新聞』一六三八号(N二八)
○一九八三年一二月、「教育的価値としての教育条件と基準法の構想」『季刊教育法』一九八三年冬季号(一三九~一四五頁)(二五七)
○一九八四年二月、「自治体の教育財政基準の研究─自治体調査の分析を中心に─」『教育条件法制研究』四号(日本教育法学会教育条件整備法制研究特別委員会、三輪・田沼朗・境野健児共同執筆)(「研究の趣旨」三一~三二頁)(二六四)
○一九八四年三月、『むらびとの心』(福浦小学校改築促進の会発行)(神奈川県湯河原町福浦小学校統廃合問題調査団:三輪定宣・喜多明人・小川正人)(一~六〇頁)(二七三)
○一九八四年一二月、「教職員定数の改善と四〇人学級」『季刊教育法』1984年冬号(一九三~一〇七頁)(三〇一)
○一九八五年一月一〇日、『子供の発達と学校統合』(住民のための教育を守る会発行、新潟県小出町干溝小学校統廃合に関する講演:一九八四年一二月二二日)(一~三二頁)(三〇四)
〇一九八五年二月、「教育条件基準法案の構想」『学校教育の理念と現実』(日本教育法学会編、有斐閣)
〇一九八五年七月一〇日、「世界の学級規模・学校規模」『子ども白書一九八五年版』(二二五~二二九頁)(三二三)
○一九八六年五月、『学校統廃合と今日の日本の教育』(東京都教職員組合台東支部・学校統廃合問題対策委員会・ゆきとどいた教育をめざす台東区連絡会、一九八五年一一月一五日講演)(一~一六頁)(三六〇-二)
○一九八六年一〇月、「教育的価値としての教育条件観の確立」『学習指導研修』(六八~七一頁)(三八五)
○一九八七年五月、「教育の原点に迫る学校統廃合反対運動」『子どもと生きる』34号(二~三頁)(四一三)
○一九八七年八月二〇日、「講演要旨」『中央区の子どもたちに充実した今と豊かな明日を実現する学校教育をめざして』(中央区の学校統廃合に反対し、ゆきとどいた教育をめざす会)(一六~三一頁)(四二六-三)
○一九八八年六月一日、「教育条件の国際比較(1)─学級規模」『ほんりゅう』五五号(二二~二五頁)(四四三)
○一九八八年六月一日、「教育条件の国際比較(3)─学校規模と奨学金」『ほんりゅう』五七号(二二~二五頁)(四四九)
○一九八八年一二月、「日本の教育条件─学級規模縮小の意義とその展望」『高教組時報』73号(二~一五頁)
○一九八九年二月二二日、「教育条件整備の運動」『日本の教育 第37集』(三九六~三九七、三九八~三九九頁)(四七三)
【一九九〇~九九年】
○一九九〇年一月一五日、「教育条件整備の運動」『日本の教育 第三八集』(四〇九~四〇九、四一二~四一三、四一五~四一七頁)(四七三)
○一九九〇年一月一五日、「教育条件整備の運動」『日本の教育 第38集』(日本教職員組合)
○一九九〇年三月、「貧困な教育条件改善の絶好のチャンス」『月刊高校生』(二三~三三頁)(四九五)
○一九九〇年一一月、「学級・学校規模と教育効果」『教育』528号(一九~二七頁)(五一六)
○一九九一年一月一五日、「教育行財政の民主化と教育条件確立の運動」『日本の民主教育 ’91』(三一二~三一四頁)(五二八)
○一九九二年三月五日、「教育条件と労働条件─日本の課題」『高校のひろば』92年春号四〇~四四頁)(五五七)
○一九九二年七月、「教育行財政と教育条件確立の運動」『日本の民主教育’92』(二五二~二五五頁)(五六二)
○一九九三年七月、「教育条件確立の運動」『日本の民主教育’93』(二六四~二五五頁)(五八一)
○一九九四年四月、「九四年度教育予算と教育費・教育条件」『ほんりゅう』(一〇~一三頁)(五九三)
○一九九四年七月、「教育条件確立の運動」『日本の民主教育’94』(二四八~二五〇、二五一~二五三頁)(六〇〇)
○一九九六年七月五日、「教育条件確立の運動」『日本の民主教育’96』(二三五~二二六、二三七~二三九頁)(六五一)
○一九九七年七月五日、「教育条件確立の運動」『日本の民主教育’97』(二五三~二五四、二五五~二五六頁)(六七七)
○一九九七年一二月、「学校統廃合問題を考える」『子どものしあわせ』(二八~三三頁)(六九一)
○一九九八年七月、「教師はなぜキレるか─ヒューマン・スケールの学級規模・学校規模を問う─」『にいがたの教育情報』(四九~五三頁)
○一九九八年八月二五日、「教育条件確立の運動」『日本の民主教育’98』(二六五~二七二頁)(七二五)
○一九九八年九月一〇日、「中教審は小手先の学級規模対策にとどめるな」『日高教新聞』一四二号(N一八一)
○一九九八年九月、「追い詰められる教師たち」『生活教育』598号(六~一六頁)(七二六)
○一九九八年一〇月、「三〇人学級の意義と実現への展望」『子どものしあわせ』(三一~三五頁)(七二九)
○一九九八年一〇月二三日、「高校三〇人学級の実現でいきとどいた教育を(一〇月一〇日講演要旨)」『千高教組新聞』491号(N一八五)
○一九九九年一月、「今日の国際動向と「三〇人学級」」『月刊女性&運動』(三〇~三三頁)(七三九)
○一九九九年一月、「個人の尊厳と三〇人学級」『部落』(部落問題研究所)(四~五頁)(七四〇)
○一九九九年五月、「中教審答申と定数問題のこれから」『子どものための学校事務』65号(四七~五一頁)(七五四)
○一九九九年一二月四日、「報告 七・一〇教職員定数弾力化を考えるシンポジウム」『子どものための学校事務』六七号(五四~六三頁)(七七〇)
【二〇〇〇~二〇〇九年】
○二〇〇〇年一月、「学級規模と学校規模をどう考えるか」『母と子』(四~一三頁)(七七六)
○二〇〇〇年二月二九日、「学校改革と教職員定数配置の行方─12・4シンポジウムの報告」『子どものための学校事務』68号(二~七頁)(七七九)
○二〇〇〇年七月、「教育条件確立の運動」『日本の民主教育二〇〇一』(二七一~二七二、二七七~二七八頁)(七九三)
○二〇〇〇年八月、「充実した学びの条件を」『わたしたちはあゆみつづける』(第46回日本母親大会実行委員会)(八~三一頁)(八〇一)
○二〇〇〇年九月、「教職員配置の在り方に関する協力者会議の報告」『高校のひろば』(七四~七五頁)(七九八)
○二〇〇〇年一〇月、「日本の常識は世界の非常識?、学校が学校らしい規模は一〇〇人台」『子どものしあわせ』(二四~二七頁)(七九九)
○二〇〇〇年一一月二三日、「三〇人学級で一人ひとりを大切にする学校を」『三〇人学級で一人ひとりを大切にする学校を─一一・二三 三〇人学級実現千葉県民集会の記録』(千葉県高等学校教職員組合)(八八~二〇頁)(八〇二)
○二〇〇一年九月一日、「三〇人学級実現の必要とその展望」『クレスコ』6号(四~七頁)(八二二)
○二〇〇二年三月、「学校の安全基準や環境を守るスタッフが減っている」『子どものしあわせ』(二五~二八頁)(八四一)
○二〇〇二年七月七日、『学級規模が学力・人格にどう影響するか』(講演記録、東京都教組町田支部)(一~二三頁)(八五一)
○二〇〇三年五月、「学級編制の教育学的原則と教育政策上の問題点」『生活教育』654号(六~一三頁)(八六八)
○二〇〇三年六月一二日、「いま東京の教育を考える」『しんぶん赤旗』(八八〇)
○二〇〇三年一〇月一日、「少人数学級で子どもたちに学ぶ権利の保障を」『クレスコ』(一八~二三頁)(八七八-二)
○二〇〇四年三月一日、「少人数学級で学ぶ権利の保障を」『月刊家庭科研究』231号(四~九頁)(八八六)
○二〇〇四年六月一〇日、「高等学校設置基準等改正の問題点─国の教育条件整備義務の放棄は許されない─」『季刊高校のひろば』2004年夏季号(三四~三九頁)(八九二)
○二〇〇五年三月二〇日、「学校設置基準の制定・改正と学校図書館の行方」『ぱっちわーく』142号(一~三頁)(九〇七)
○二〇〇八年二月一〇日、美浜文化ホール、「学校適正配置」(統廃合)問題を考える会
○二〇〇九年一〇月、「(教職員定数)視点②国際比較」『学校運営』580号(一六~一九頁)(一〇〇八)
【二〇一〇~二〇一八年】
○二〇一〇年一一月、「教育の無償化・少人数学級の意義と教育条件」『議会と自治体』151号(八九~九六頁)(一〇三一)
○二〇一三年年九月一六日、「危機の時代と教育条件確立の展望」『と~く』50号(二~八頁)(一〇七六)
○二〇一四年一〇月、「学校統廃合問題をどう考えるか」『クレスコ』163号(一六~二〇頁)(一〇八八)
○二〇一五年八月三〇日、「学校統廃合推進をめざす新基準の問題点」『子ども白書2015年版』(一七二~一七三頁)(一〇九八)
○二〇一五年一二月一日、「教育条件整備・教育無償化の意義と課題」『クレスコ』177号(一六~一九頁)(一〇九九)
○二〇一八年七月三一日、「学校統廃合、今どうなっているか」『ちば─教育と文化』91号(七三~八〇頁)(一一一三)
上記内容は本書刊行時のものです。