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天鵞絨・他 石川啄木小説選
発行:本の泉社
B6変型判
縦174mm
横120mm
328ページ
定価
1,600円+税
- 初版年月日
- 2020年7月9日
- 書店発売日
- 2020年7月6日
- 登録日
- 2020年6月2日
- 最終更新日
- 2020年6月26日
紹介
お世辞にも上手とは言えない。
けれども、啄木の小説には何かある。
ずっと遠くを見たがっている。
彼の生涯をずっと辿っていくと、途中でせつなくなってくる……年譜を読んでいて、明治43年ぐらいのところにくると、あ、もうちょっとで死ぬ、と、ドキドキしてくる。すでに死んでいる人なのに、なぜかそういう錯覚に陥る……ほんとうに気になる詩人、あるいは歌人、あるいは小説家。この人をどう呼んでいいかわからないけれども、たぶん、日本の近代文学の最も優れた文学精神の持ち主だったと思います。 (右遠俊郎・作家)
《本文訂正》
p.326右から4行目:(一九五九年下半年)→(一九五九年下半期)
目次
天鵞絨
鳥影
我等の一團と彼
啄木の小説について(右遠俊郎)
上記内容は本書刊行時のものです。