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流れゆく者たちのコミュニティ 阪口 毅(著/文) - ナカニシヤ出版
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【利用不可】

流れゆく者たちのコミュニティ (ナガレユクモノタチノコミュニティ) 新宿・大久保と「集合的な出来事」の都市モノグラフ (シンジュクオオクボトシュウゴウテキナデキゴトノトシモノグラフ)

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A5判
356ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7795-1646-7   COPY
ISBN 13
9784779516467   COPY
ISBN 10h
4-7795-1646-3   COPY
ISBN 10
4779516463   COPY
出版者記号
7795   COPY
Cコード
C1030  
1:教養 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年2月28日
書店発売日
登録日
2022年2月25日
最終更新日
2022年2月25日
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紹介

多種多様な人々が行き交う複層的「都市」を舞台に、人々が出会い、「祭」を形づくる――
自主的な「アジアの祭」と結節点としての団体「共住懇」への十数年にわたるフィールドワークの集大成。コミュニティ研究の新たな方法論から、ひととひとのあいだで生まれる繋がりと出来事の連関を描き出し、「場所」と結びついたコミュニティの今日的な在り方を考察する。







カバー写真提供=史 涵


●著者紹介
阪口 毅(さかぐち たけし)
1986年、東京生まれ。2016年、中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は都市社会学、地域社会学。現在、立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科准教授。立川・砂川にて市民の手による資料館づくりに関わる。

主要著作
「「都市コミュニティ」研究における活動アプローチ――大都市インナーエリア・新宿大久保地域における調査実践より」『地域社会学会年報』25、2013年。
『“境界領域”のフィールドワーク――“惑星社会の諸問題”に応答するために』中央大学出版部、2014年(共著)。
「「都市コミュニティ」の創発性への活動アプローチ――大都市インナーシティ・新宿大久保地区の市民活動を事例として」『日本都市社会学会年報』33、2015年。
『“臨場・臨床の智”の工房――国境島嶼と都市公営団地のコミュニティ研究』中央大学出版部、2019年(共著)。
『地球社会の複合的諸問題への応答の試み(中央大学学術シンポジウム研究叢書12)』中央大学出版部、2020年(共著)。

目次

序  文

 地図1 新宿・大久保の広域地図
 地図2 大久保と「中心地区」
 表 場所と水脈の歴史

序 章 場所と出来事のコミュニティ研究──移動性と領域性のジレンマを越えて
 第一節 構造か象徴か──既存のアプローチ
 第二節 コミュニティの三つの位相
 第三節 場所と出来事のコミュニティ研究
 第四節 事例研究の概要


第Ⅰ部 場所と水脈

第一章 移動の地層──新宿・大久保の〈象徴的空間〉の複数性
 第一節 新宿・大久保の概観
 第二節 大久保の歴史的形成と〈移動の地層〉
 第三節 大久保における〈象徴的空間〉の複数性

第二章 活動の水脈──新宿・大久保と「共住懇」の道行き
 第一節 「共住懇」の水脈
 第二節 「共住懇」の展開
 第三節 水脈としての「共住懇」


第Ⅱ部 集合的な出来事

第三章 分立する「祭」──「しんじゅくアジアの祭」、二〇〇八-〇九
 第一節 「アジアの祭」の年代記
 第二節 「しんじゅくアジアの祭2009」の始動
 第三節 「しんじゅくアジアの祭2009」の資源
 第四節 分立する「祭」

第四章 「場所」をかちとる──「OKUBOアジアの祭」、二〇一〇-一一
 第一節 運営体制の大転換
 第二節 いくつもの「祭」
 第三節 「OKUBOアジアの祭2011」の資源
 第四節 もうひとつの「祭」

終 章 流れゆく者たちのコミュニティ──移動性と領域性の理論に向けて
 第一節 構造と象徴
 第二節 コミュニティの在処


文  献

あとがき

初出一覧

事項索引
人名索引

著者プロフィール

阪口 毅  (サカグチ タケシ)  (著/文

1986年、東京生まれ。2016年、中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は都市社会学、地域社会学。現在、立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科准教授。立川・砂川にて市民の手による資料館づくりに関わる。

上記内容は本書刊行時のものです。