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出版者情報
小児保健衛生
保育・教育における保健衛生の基礎と実践
- 初版年月日
- 2022年3月31日
- 書店発売日
- 2022年4月25日
- 登録日
- 2022年3月11日
- 最終更新日
- 2022年3月19日
紹介
「保育所保育指針」等の記述に基づき、小児保健衛生に関して保育・教育現場で必須となる基礎知識を解説するテキスト。専門性の高さは保ちつつ内容を選りすぐり、初学者にもわかり易く記述。新型コロナウイルス感染症等への対応や、医療的ケア児等を含む多様な保育等、現代の課題にもふれる。学習の成果を確認するために、章末・巻末に個人およびグループで取り組む課題を設定し、巻末課題には解答・解説を付した。(巻末解答用紙付)
目次
第1講 ガイダンス
第1節 「小児保健衛生」の内容
第2節 「小児保健衛生」の目標
第3節 本書の特色
第2講 「保育所保育指針」と子どもの保健
第1節 「保育所保育に関する基本原則」と子どもの保健
第2節 「保育の計画および評価」と子どもの保健
1 指導計画の作成
2 「養護」と子どもの保健
3 「保育の内容」および「保育の実施と配慮事項」ならびに「保育の実施に関して留意すべき事項」と子どもの保健
4 「健康及び安全」と子どもの保健
5 「子育て支援」と子どもの保健
6 「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」と子どもの保健
第3講 個別および集団の保育における子どもの健康と安全の管理
第1節 日常の保育における保健活動
1 個の健康と集団の保健
2 健康診断の実施
3 感染症の集団発生予防
4 個別的な配慮を必要とする子どもへの対応
5 服薬援助の留意点
第2節 日常の保育における事故予防・安全教育
1 事故予防に対する取り組み
2 安全管理
3 安全教育
第4講 保育における子どもの健康管理に対する実施体制
第1節 組織的取り組みの重要性
第2節 子どもの健康管理にかかわる職員の職務分担
第3節 感染症の予防対策体制と安全に対する組織体制
第5節 保育環境の整備と保健
第1節 子どもの健康に影響を与える環境要因
1 家庭環境
2 保育所・幼稚園環境と地域環境
(1)人的環境の重要性
(2)友だち
(3)低年齢児の保育環境
(4)遊び場の確保
(5)家庭や各専門機関との連携
3 社会的環境
(1)メディア・ネット社会
(2)消費社会
4 自然環境
(1)空気
(2)気温、湿度、気流
(3)日光
(4)公害
(5)下水の処理
(6)廃棄物処理
第2節 保育所における環境整備
1 温度・湿度・気流
2 換気
3 採光と照明
4 保育室内等の注意点
(1)事故予防
(2)火災対策
(3)騒音対策
(4)薬品管理
5 園庭や室外の遊び場の環境
(1)事故予防
(2)病気の予防
(3)不審者対応
第6講 保育現場における衛生管理
第1節 日常の保育での衛生管理
1 清潔・清掃
2 動物の糞害、害虫やネズミ等への対処
3 子どもへの衛生教育
4 職員の衛生管理
第2節 食虫毒・感染症発生時の衛生管理
1 食中毒発生時の対応
2 感染症発生時の対応
第7講 保育における子どもの事故と予防
第1節 子どもの事故の現状と特徴
1 子どもの事故の現状
2 子どもの事故の特徴
3 保育所内外での事故の種類
第2節 子どもの事故予防と安全教育
1 事故予防のための安全管理
(1)保育環境の整備
(2)子どもへの対応
2 具体的な事故予防対策
(1)窒息予防対策
(2)溺死予防対策
(3)交通事故予防対策
(4)災害時対策
3 子どもに対する安全教育
(1)1~2歳頃の安全教育
(2)3歳以降の安全教育
(3)保育所等で行う安全教育
第8講 保育における救急処置
第1節 救急処置
1 事故や救急措置に対する心構え
(1)救急処置の目的
(2)救急処理を行うときの注意事項
(3)日頃の心構え
2 救急処置の実際
(1)外傷
(2)出血
(3)頭部打撲
(4)熱傷(やけど)
(5)異物による事故
(6)誤飲
(7)ねんざ・脱臼・骨折
(8)熱中症
(9)溺水
3 救急蘇生法
第2節 事故や災害等による心身への影響
1 心的外傷ストレス障害(PTSD)
2 心の問題への対応
第9講 子どもの精神機能の発達と保健
第1節 精神保健の意義と目的
第2節 精神の健康に影響する要因
1 基本的欲求
2 適応・不適応と欲求不満
3 適応機制(防御機能)
第10講 保育における保健計画の作成と活用
第1節 保健計画の意義
第2節 保健計画作成の手順と活用方法と健康教育
第11講 保育における保健活動の記録と自己評価
第1節 保健活動の記録
第2節 保健活動の自己評価
1 「保健目標・保健計画」の評価
2 「健康管理・保健衛生」の評価
3 「健康教育」の評価
第12講 ほけんだよりの計画
第1節 保育におけるほけんだよりの役割
第2節 ほけんだよりの計画(ワーク)
1 事例を検討する
2 保育所保育指針との関連を調べる
3 全体的な計画との関連性を確認する
4 子どもの発達段階との対応を考える
5 さらに必要な準備について検討する
6 作成のための役割分担を決定する
第13講 ほけんだよりの作成
第1節 ほけんだよりの対象年齢やテーマ等の設定
第2節 ほけんだよりの全体構成
第14講 ほけんだよりの発表および省察
第1節 ほけんだよりの発表
第2節 ほけんだよりの内容および発表の省察
1 自身の発表についての成果と課題
2 他者の発表についての成果と課題
学習成果の確認
あとがき
学習成果の確認(解答・解説)
章末課題解答用紙
上記内容は本書刊行時のものです。