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乳児期の親と子の絆をめぐって
しあわせな人を育てるために
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年3月
- 書店発売日
- 2017年3月25日
- 登録日
- 2016年9月30日
- 最終更新日
- 2019年1月30日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2017-07-14 |
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ようやく2刷り・重版できあがりました。 |
紹介
小児科医からの提言!
乳児期の親子関係のこと・・・
本書では、現代社会の子育ての背景にある
「スマートフォン(スマホ)」を大きく取り上げます。
それは乳児期の脳の発達に及ぼす影響が大きいからです。
さらには、子育てにおける「母性」と「父性」の果たす
役割についても考察します。
家庭にいるお母さんでも、仕事を持つお母さんでも、
子育てに打ち込んでいるお母さんは、
幸せな表情をしています。
そして傍らにいる子どもの表情も輝いています。
そのような親子を眺めていると幸せな気分
になります。他方、育児に打ち込めないお母さんも
増えているように思います。
とくに子どもを産んでから仕事を辞めたお母さんは、
社会から疎外された不安や挫折感を感じながら、
また仕事との両立を続けているお母さんは
その困難さに悩みながら育児に打ち込めずにいるようです。
そんなお母さんの傍らにいる子どもも
どことなく不安で寂しそうです。
1990年代に急速に発展した脳科学の研究において、
脳と身体が健全な発達を遂げるためには、
乳児期の母と子の信頼の絆が
しっかりと形成されることが不可欠だと解明されました。
乳児期の脳の発達に関する最新の情報を提供することは、
母親がこの時期の子育てに自覚と誇りを持ち、
また乳児から寄せられる信頼に
喜びと幸せを感じるための支援につながります。
社会の変遷にともない、時代を反映するさまざまな事象が
育児に影響を及ぼすことは必然です。
その事象が及ぼす影響を考察し、適切なアドバイスや
警鐘を発信することも、医師の重要な役目なのです。
目次
【第1部】親と子の愛着をめぐって
[1]母と子の絆
[2]ウガンダの奇跡の赤ちゃん
[3]育児における母性と父性
[4]日本と外国の育児休業制度の比較
[5]父親の家事・育児参加についての意向と現状
[6]絵本と母子
[7]ソーシャル・レファレンシングについて
[8]マリア・モンテッソーリの教育とその生涯
[9]センス・オブ・ワンダーを子どもたちに
[10]ネイティブ・アメリカンに学ぶ自然と子育てについての智慧
[11]マカトン法のもたらすもの
[12]子どもの車での安全な移動
[13]豊かな国における子どもの幸せとは何か
[14]エリック・エリクソンのライフサイクル説に学ぶ
[15]乳児期における母と子の愛着形成と脳の発達
[16]虐待が子どもの発達にもたらすもの
【第2部】乳児期における愛着形成と脳の発達過程
スマートフォンが及ぼす影響について
[1]乳児期における愛着形成と脳の発達過程
[2]スマホが及ぼす影響について
上記内容は本書刊行時のものです。