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怪談論 稲田 和浩(著) - 彩流社
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フィギュール彩 34

怪談論

発行:彩流社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ13mm
重さ 200g
199ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7791-7034-8
Cコード
C0395
一般 全集・双書 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年7月
書店発売日
登録日
2015年5月20日
最終更新日
2015年11月25日
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紹介

さあさあ、寄ってらっしゃい、
見てらっしゃい!

暑い日、怪談を聴いて背中がゾクッとして涼しくなる?
そんなわけはない。
開けた戸や窓の先には闇が広がった。夏は、人の住む明るい部屋と、
幽霊や妖怪の棲む闇とが交じり合う。
もちろん冬の幽霊や妖怪もいる。家には囲炉裏があって暖かだが、
外は寒く北風が吹き雪も降っている。秋の夜長の幽霊もいれば、
梅雨の幽霊もしっくりくる。
桜の下に幽霊は佇む。狂ったように咲く桜の木の根本には
死体が埋められているという話もある。
季節なんてどうでもいい。
いつの季節にも幽霊の出るロケーションはある。
怪談は「怪しい」「談」と書く。
「談」すなわち「話」だ。誰かが作り、文章にし、語って聞かせたりした。
すべてが創作ではない。
昔から語り継がれたモノや、そのときに起こった話もある。
話には説得力を持たせるための脚色が必要だ。
夏は他の季節よりいくらか演出効果があるのかもしれない。
そんな夏の夜、夕涼みの客の心を掴んだのは、爆笑落語でもなく、
しみじみした人情噺でもなく、どこか妖しく気味の悪い「怪談」だった。

目次

【内容・構成】
(1章)怪談とは何か?
(2章)死への好奇心
(3章)狐狸妖怪
(4章)幽霊の正体見たり
(5章)男と女と怪談と
(6章)怪談論

著者プロフィール

稲田 和浩  (イナダ カズヒロ)  (

いなだ・かずひろ。
1960 年東京生まれ。演芸作家、評論家。日大芸術学部卒業。
雑誌記者、ライターを経て1986 年より作家活動。
演芸台本、邦楽の作詞、演出も手がける。
日本脚本家連盟、日本放送作家協会所属。民族芸能を守る会
相談役。著書に『食べる落語』『恋する落語』『はたらく落語』
(教育評論社)『落語が教えてくれる生活の知恵30』(明治書院)
『浪曲論』(彩流社)、共著に『5人の落語家が語るザ・前座修業』
(NHK出版協会)『落語の黄金時代』(三省堂)等がある。

上記内容は本書刊行時のものです。