版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
縄文海進と子母口貝塚 松島 義章(著) - 認定NPO法人 かわさき市民アカデミー
.
かわさき市民アカデミー 川崎学双書シリーズ

縄文海進と子母口貝塚 先史時代の川崎の海を復元する

A5判
縦210mm 横150mm 厚さ6mm
重さ 160g
93ページ
並製
定価 700円+税
ISBN
978-4-7791-5070-8
Cコード
C0321
一般 全集・双書 日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年7月
書店発売日
登録日
2019年7月3日
最終更新日
2019年9月24日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

本書は、今から1万3千年位前から7千年前位前の縄文時代に、
地球が急激に温暖化し、極地の氷が溶けて海水面が上昇して
海水が陸地部に浸水した頃を話題にしています。
海水が陸地部に浸水するこの現象を「縄文海進」といいます。
一方、陸地部に海水が侵入すると、貝類や魚類等の海産資源が
台地上の縄文人の生活範囲で採取でき、食糧としていました。
それらの堆積物が「縄文貝塚」です。
子母口貝塚(神奈川県史跡)は、その代表的な遺跡です。
本書では、
こうした自然科学(縄文海進)と人文科学(縄文貝塚)の関係を
総合的に解説しています。

目次

序 章 自然史資料と考古資料の出会い

第一章 多摩川の下流部に位置する川崎の地形

一   川崎の位置とその地形
二   川崎沖積平野の地質

第二章 多摩川低地の沖積層を調べる

一   川崎駅前地下街「アゼリア」で多摩川低地の
              沖積層調査がはじまる
二   現在と異なる古多摩川の流路
三   川崎市域下流域の沖積層に穿った三本のボーリング・コア
四   多摩川の河床に露出していた縄文時代のカキ礁化石
五   多摩川・鶴見川低地に見られる海岸線の変遷

第三章 科学的な考古学の夜明け

一   アメリカ人エドワード・シルベスター・モースと
                 大森貝塚の発掘調査
二   周知されなかった南加瀬貝塚(川崎市幸区)の
                    成果と、その顛末
三   子母口貝塚の発掘史と、市教育委員会による発掘

第四章 待望されていた子母口貝塚資料の公開と、周辺遺跡の動静

一   山内清男が発掘したD地点貝塚の資料
二   台地先端部に群在する貝塚遺跡群は語る

終 章 楽しい出会いを悦ぶ

著者プロフィール

松島 義章  (マツシマ ヨシアキ)  (

昭和11年12月、長野県下伊那郡伍和村生まれ。
横浜国立大学学芸学部地学科卒、理学博士(東京大学)。
神奈川県立博物館学芸部・地学学芸員として勤務。
神奈川県立生命の星・地球博物館・地学専門学芸員
として勤務、学芸部長。
放送大学大学院、玉川大学、日本大学、北里大学ほかで
非常勤講師をつとめる。
日本第四紀学会名誉会員、日本古生物学会名誉会員、
神奈川県立生命の星・地球博物館名誉館員。
主な著書
『先史時代の自然環境』(東京美術)、
『貝が語る縄文海進―南関東、+2℃の世界 増補版』
(有隣新書六四、有隣堂)、
『デジタルブック最新第四紀学』(完新世の貝化石、
日本第四世紀学会、丸善)。

村田 文夫  (ムラタ フミオ)  (

昭和18年3月、川崎市生まれ。
立正大学文学部史学科卒。川崎市教育委員会勤務。
文化財の調査・保護行政及び博物館学芸員などに従事。
かわさき市民アカデミー(前)副学長。
立正大学・日本大学で非常勤講師。
主な著書
『縄文のムラと住まい』(考古民俗叢書、慶友社)、
『関東の古代遺跡逍揺』(六一書房)、
『武蔵国橘樹官衙遺跡群の古代学』
(川崎学双書シリーズ1、かわさき市民アカデミー)。

上記内容は本書刊行時のものです。