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縄文海進と子母口貝塚 松島 義章(著) - 認定NPO法人 かわさき市民アカデミー
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縄文海進と子母口貝塚 (ジョウモンカイシントシボクチカイヅカ) 先史時代の川崎の海を復元する (センシジダイノカワサキノウミヲフクゲンスル)

歴史・地理
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A5判
縦210mm 横150mm 厚さ6mm
重さ 160g
93ページ
並製
定価 700円+税
ISBN
978-4-7791-5070-8   COPY
ISBN 13
9784779150708   COPY
ISBN 10h
4-7791-5070-1   COPY
ISBN 10
4779150701   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0321  
0:一般 3:全集・双書 21:日本歴史
出版社在庫情報
絶版
初版年月日
2019年7月
書店発売日
登録日
2019年7月3日
最終更新日
2021年3月22日
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紹介

本書は、今から1万3千年位前から7千年前位前の縄文時代に、
地球が急激に温暖化し、極地の氷が溶けて海水面が上昇して
海水が陸地部に浸水した頃を話題にしています。
海水が陸地部に浸水するこの現象を「縄文海進」といいます。
一方、陸地部に海水が侵入すると、貝類や魚類等の海産資源が
台地上の縄文人の生活範囲で採取でき、食糧としていました。
それらの堆積物が「縄文貝塚」です。
子母口貝塚(神奈川県史跡)は、その代表的な遺跡です。
本書では、
こうした自然科学(縄文海進)と人文科学(縄文貝塚)の関係を
総合的に解説しています。

目次

序 章 自然史資料と考古資料の出会い

第一章 多摩川の下流部に位置する川崎の地形

一   川崎の位置とその地形
二   川崎沖積平野の地質

第二章 多摩川低地の沖積層を調べる

一   川崎駅前地下街「アゼリア」で多摩川低地の
              沖積層調査がはじまる
二   現在と異なる古多摩川の流路
三   川崎市域下流域の沖積層に穿った三本のボーリング・コア
四   多摩川の河床に露出していた縄文時代のカキ礁化石
五   多摩川・鶴見川低地に見られる海岸線の変遷

第三章 科学的な考古学の夜明け

一   アメリカ人エドワード・シルベスター・モースと
                 大森貝塚の発掘調査
二   周知されなかった南加瀬貝塚(川崎市幸区)の
                    成果と、その顛末
三   子母口貝塚の発掘史と、市教育委員会による発掘

第四章 待望されていた子母口貝塚資料の公開と、周辺遺跡の動静

一   山内清男が発掘したD地点貝塚の資料
二   台地先端部に群在する貝塚遺跡群は語る

終 章 楽しい出会いを悦ぶ

著者プロフィール

松島 義章  (マツシマ ヨシアキ)  (

昭和11年12月、長野県下伊那郡伍和村生まれ。
横浜国立大学学芸学部地学科卒、理学博士(東京大学)。
神奈川県立博物館学芸部・地学学芸員として勤務。
神奈川県立生命の星・地球博物館・地学専門学芸員
として勤務、学芸部長。
放送大学大学院、玉川大学、日本大学、北里大学ほかで
非常勤講師をつとめる。
日本第四紀学会名誉会員、日本古生物学会名誉会員、
神奈川県立生命の星・地球博物館名誉館員。
主な著書
『先史時代の自然環境』(東京美術)、
『貝が語る縄文海進―南関東、+2℃の世界 増補版』
(有隣新書六四、有隣堂)、
『デジタルブック最新第四紀学』(完新世の貝化石、
日本第四世紀学会、丸善)。

村田 文夫  (ムラタ フミオ)  (

昭和18年3月、川崎市生まれ。
立正大学文学部史学科卒。川崎市教育委員会勤務。
文化財の調査・保護行政及び博物館学芸員などに従事。
かわさき市民アカデミー(前)副学長。
立正大学・日本大学で非常勤講師。
主な著書
『縄文のムラと住まい』(考古民俗叢書、慶友社)、
『関東の古代遺跡逍揺』(六一書房)、
『武蔵国橘樹官衙遺跡群の古代学』
(川崎学双書シリーズ1、かわさき市民アカデミー)。

上記内容は本書刊行時のものです。