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リフレクションズ 小沼 純一(著/文) - 彩流社
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リフレクションズ (リフレクションズ) JAZZでスナップショット (ジャズデスナップショット)

芸術
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発行:彩流社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ15mm
重さ 229g
240ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7791-2981-0   COPY
ISBN 13
9784779129810   COPY
ISBN 10h
4-7791-2981-8   COPY
ISBN 10
4779129818   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年7月3日
書店発売日
登録日
2024年5月15日
最終更新日
2024年6月25日
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書評掲載情報

2025-02-15 東京新聞/中日新聞  朝刊
2024-07-13 毎日新聞  朝刊
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紹介

ジャズの、かつて聴いたものについて、書く!
何をどんなふうに、とあらためて想いおこしつつ、それがただそのときだけにとどまらず、「いま」、自分とどうなのか、というのを考えることはレトロスペクティヴなだけではない、聴く=思考する何かになる。もっとも、ひとつの口実にすぎない、ともおもう。聴きなおせば、新しい発見がある。はじめて、あるいは何度も聴いていた時期の感覚をおもいだしもする。それを現在と重ねあわせて、というのも、当然、ありながら、そのうえで、いま、それを書く必要があるのか、とも。本人にとってはいろいろな意味がある。聴きなおし、再考し、言葉にする意味。だが、それを、たとえ興味があるひとだけが読むにしろ、とりあえず公になる場で書くのはどういうことなのか。そのうえで、ひらきなおりたい気もある。聴いて、聴きなおして、書いて、こそのものだ、と。扱われるのは、1970年代、十代のとき聴いていたアルバムが中心だ。そのあとのものもわずかにはいっているが、十代のときへの追補として。指南してくれるものもなく、というよりは、そうしたものは無視して、勝手に、勘で、聴いてみる。クラシックや現代音楽やロックも並行しているなかで聴くと、ジャズ中心のリスナーとは異なった軌跡になるのかもしれない。アルバムごとに何かを記したあとには、じぶんの住んでいた東京のジャズ環境、とでもいったものをすこしまとめてみることにした。なんとなく目に、耳にはいってくる、この列島のジャズ・ミュージシャンが、アルバムを中心に記していることを、べつのところから補ったらいい、というおもいから。

著者プロフィール

小沼 純一  (コヌマジュンイチ)  (著/文

こぬま・じゅんいち 1959年東京生まれ。音楽・文化批評家・詩人。小学校から高校まで暁星学園に学ぶ。学習院大学文学部フランス文学科卒業。製薬会社に勤務しながら文学・美術・音楽についての文章を発表し、流通経済大学・国立音楽院等での勤務・講演を経て、2001年より早稲田大学文学部客員教授。2002 年助教授、現在、文学学術院教授。著書に、『いと、はじまりの』(思潮社1994)『ピアソラ』(河出書房新社1997)『ミニマル・ミュージックその展開と思考』(青土社1997)『武満徹 音・ことば・イメージ』(青土社1999)『サウンド・エシックスこれからの「音楽文化論」入門』(平凡社新書 2000)『バカラック、ルグラン、ジョビン愛すべき音楽家たちの贈り物』(平凡社2002)『武満徹その音楽地図』(PHP 新書 2005)『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」世界・音楽・メディア』(みすず書房2006)『無伴奏 イザイ、バッハ、そしてフィドルの記憶へ』(アルテスパブリッシング2008)『しっぽがない』(青土社2020)、訳書に『ジョン・ケージ著作選』(ちくま学芸文庫2009)等がある。

上記内容は本書刊行時のものです。