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神を戴く西洋世界、神々の坐す日本 岡田 俊之輔(著・文・その他) - 彩流社
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神を戴く西洋世界、神々の坐す日本 (カミヲイタダクセイヨウセカイカミガミノイマスニホン) 文學文化論集 (ブンガクブンカロンシュウ)

文芸
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発行:彩流社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ27mm
重さ 405g
448ページ
並製
定価 4,000円+税
ISBN
978-4-7791-2937-7   COPY
ISBN 13
9784779129377   COPY
ISBN 10h
4-7791-2937-0   COPY
ISBN 10
4779129370   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年12月
書店発売日
登録日
2023年10月23日
最終更新日
2024年1月11日
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紹介

≪保守本流≫英文学者による文學文化論集。

著者はトマス・カーライルの研究者。カーライルの言はんとする「理知は良きものではあるけれどもそれだけではこの世の総ては片づかぬ……〈知〉の適用對象を誤るな」といふ事を基軸に、これまで書いてきた論攷をまとめる。ベンタム流の功利主義的な時代思潮に染まり、世は詰るところ損得勘定で動いてゐるに過ぎぬのではないか、神の恩寵などありはしないのではないかと疑はずにはゐられないカーライル。つひに信仰を失ふが、絶對を探求する精神は衰へるどころか益々研ぎ澄まされてゆく。そしてここに、ヨーロッパ「精神」の激しさの源泉を見出すのである。

[コンテンツ]【①概説】「絕對者を戴く文化、戴かぬ文化―諭吉、カーライル、獨步他」「〝洋魂〟の素晴しさ恐しさ―クリスト敎を拔きにして歐米主導の國際政治は語れぬ」「信仰、義務、仕事―英文學に於ける世俗化」「ファウスト的自我の運命―マーロウ、ゲーテ、バイロン」「ヘンリー・ジェイムズの『デイズィ・ミラー』―アメリカ外交の參考書として讀む」【②カーライル論】「カーライル『衣服哲學』試論」「トマス・カーライルとハーマン・メルヴィル」「カーライルのフランス革命論」「エンゲルスのカーライル論」「機械論的世界觀との對決―トマス・カーライルと《時代の徴候》」「カーライルのマホメット論を讀むサイード―『オリエンタリズム』への註釋を兼ねて」【③エリオット論】「T・S・エリオットとジョウゼフ・コンラッド―『闇の奧』を巡つて」「個性の滅卻―T・S・エリオット論」「習慣、傳統、正統―T・S・エリオットと小林秀雄」「異端糺明のための小問題集―T・S・エリオット『異神を追ひて』の「補遺」について」【④讀書案內】「ソポクレス『オイディプス王』」「ジャン・パウル『ジーベンケース』」「近松門左衞門『曾根崎心中』」「芥川龍之介「神神の微笑」」「ジョージ・スタイナー『サン・クリストバルへのA・Hの移送』」「ヘシオドス『仕事と日々』」「中江兆民『三醉人經綸問答』」「ヘンリック・イプセン『民衆の敵』」「ドゥニ・ディドロ『ラモーの甥』」「小林多喜二「蟹工船」」「タアッバタ・シャッラン「復讐の詩」」「ウィリアム・ブレイク「毒の木」」「三世竝木五甁『勸進帳』」「アンブロウズ・ビアス「自動チェス人形」」「ジョウゼフ・コンラッド「進步の前哨基地」」「ジョージ・オーウェル『一九八四年』」【⑤學恩の系譜】「福田恆存『私の國語敎室』」「福田恆存の國語論と保守派知識人―先づ隗より始めよ」「類ひ稀なる戰爭論『戰爭は無くならない』―『松原正全集』第三卷刊行に寄せて」

目次

[コンテンツ]
【①概説】「絕對者を戴く文化、戴かぬ文化―諭吉、カーライル、獨步他」
「〝洋魂〟の素晴しさ恐しさ―クリスト敎を拔きにして歐米主導の國際政治は語れぬ」
「信仰、義務、仕事―英文學に於ける世俗化」
「ファウスト的自我の運命―マーロウ、ゲーテ、バイロン」
「ヘンリー・ジェイムズの『デイズィ・ミラー』―アメリカ外交の參考書として讀む」
【②カーライル論】「カーライル『衣服哲學』試論」
「トマス・カーライルとハーマン・メルヴィル」「カーライルのフランス革命論」
「エンゲルスのカーライル論」
「機械論的世界觀との對決―トマス・カーライルと《時代の徴候》」
「カーライルのマホメット論を讀むサイード―『オリエンタリズム』への註釋を兼ねて」
【③エリオット論】「T・S・エリオットとジョウゼフ・コンラッド―『闇の奧』を巡つて」
「個性の滅卻―T・S・エリオット論」
「習慣、傳統、正統―T・S・エリオットと小林秀雄」
「異端糺明のための小問題集―T・S・エリオット『異神を追ひて』の「補遺」について」
【④讀書案內】「ソポクレス『オイディプス王』」「ジャン・パウル『ジーベンケース』」
「近松門左衞門『曾根崎心中』」「芥川龍之介「神神の微笑」」
「ジョージ・スタイナー『サン・クリストバルへのA・Hの移送』」
「ヘシオドス『仕事と日々』」「中江兆民『三醉人經綸問答』」
「ヘンリック・イプセン『民衆の敵』」「ドゥニ・ディドロ『ラモーの甥』」
「小林多喜二「蟹工船」」「タアッバタ・シャッラン「復讐の詩」」
「ウィリアム・ブレイク「毒の木」」「三世竝木五甁『勸進帳』」
「アンブロウズ・ビアス「自動チェス人形」」
「ジョウゼフ・コンラッド「進步の前哨基地」」「ジョージ・オーウェル『一九八四年』」
【⑤學恩の系譜】「福田恆存『私の國語敎室』」
「福田恆存の國語論と保守派知識人―先づ隗より始めよ」
「類ひ稀なる戰爭論『戰爭は無くならない』―『松原正全集』第三卷刊行に寄せて」

著者プロフィール

岡田 俊之輔  (ヲカダシュンノスケ)  (著・文・その他

をかだ・しゅんのすけ 昭和38年生れ。昭和61年、早稻田大學第一文學部卒業。平成2年、早稻田大學大學院文學研究科修士課程修了、博士後期課程入學。平成8年、同課程滿期退學。令和4年、早稻田大學文學學術院教授。英文學專攻。

上記内容は本書刊行時のものです。