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アンドレ・ジッドとキリスト教
「病」と「悪魔」にみる「悪」の思想的展開
発行:彩流社
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ26mm
重さ 402g
440ページ
並製
定価
4,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年11月
- 書店発売日
- 2022年11月14日
- 登録日
- 2022年9月8日
- 最終更新日
- 2022年11月10日
紹介
本書は、1890年代から1930年代までのジッドにおける「悪(le mal)」をめぐる
思想的展開を、「病(le mal, la maladie)」と「悪魔(le diable, le démon,
le Satan, le Malin)」という二つの軸となる観念の検討を通じて明らかに
しようとしたものである。ジッドの著作を読み解くと、彼が「病」と徹底的に
向き合わねばならなかったからこそ、「悪魔」をめぐる関心や思索の展開が
開かれた様子が浮かび上がる。「病」も「悪魔」も、彼の実存のみならず、
文学創作においても避けては通れない課題であった。これら「悪」との対峙を
通じて形成されたジッドの思想的独自性を浮かび上がらせることが狙いである。
「悪」をめぐってジッドが示した思索が、彼個人またキリスト教社会に留まらない
普遍的射程を有していたことを最終的に結論づける論考である。
上記内容は本書刊行時のものです。