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スペイン・アメリカ・キューバ・フィリピン戦争 林 義勝(著) - 彩流社
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スペイン・アメリカ・キューバ・フィリピン戦争 (スペインアメリカキューバフィリピンセンソウ) マッキンリーと帝国への道 (マッキンリートテイコクヘノミチ)

歴史・地理
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発行:彩流社
A5判
縦215mm 横155mm 厚さ26mm
重さ 560g
355ページ
上製
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-7791-2663-5   COPY
ISBN 13
9784779126635   COPY
ISBN 10h
4-7791-2663-0   COPY
ISBN 10
4779126630   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年4月
書店発売日
登録日
2020年1月9日
最終更新日
2020年3月31日
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紹介

帝国主義戦争と民族解放戦争の歴史的交錯!

1898年4月に始まったアメリカ・スペイン戦争は、
スペインに対する独立運動が展開されていた
キューバ、フィリピンを舞台に始まった。

スペイン軍とアメリカ軍の最初の戦闘は遠く離れたマニラ湾での
海戦だった。
アメリカはキューバ解放軍、フィリピン革命軍と連携しながら
スペインを追い落とし、一方的な和平と割譲をスペインに認めさせ、
その後は協力した現地の独立軍を排除、
1902年7月のフィリピンでのゲリラ戦終結を境に
海外植民地を領有、帝国への道を歩み始めたのである。

目次

はじめに
第1章 スペインとの開戦

第1節 19世紀後半のアメリカ社会
共和党政権の経済政策
西部の開拓と農業の発達 ほか
第2節 スペインとの開戦 
第一次・第二次キューバ独立戦争
マッキンリー大統領
スペインとの外交交渉
アメリカ政府の戦争準備 ほか

第2章 キューバの保護国化

第1節 スペイン軍の降伏
アメリカ陸軍のキューバ侵攻
キューバ解放軍と人種主義 ほか
第2節 プエルト・リコの占領
第3節 キューバ解放軍の解散
アメリカ人の人種偏見とゲリラ戦術
キューバ人のためのキューバ
キューバ解放軍の解体
ルート陸軍長官とキューバの保護国化 ほか

第3章 アメリカの対フィリピン政策

第1節 ハワイ併合とその統治
ハワイ革命前史
ハワイ併合条約の締結
ハワイ基本法の制定
第2節 フィリピン独立革命とアメリカの関与
アメリカの独立運動への関与
フィリピン独立の幻想
アギナルドの独立宣言
アメリカ軍による休戦協定 ほか
第3節 休戦協定と比米関係の悪化
休戦協定後のフィリピン情勢
マッキンリー対フェリペ・アゴンシリョ
フィリピン人に対する人種偏見 ほか

第4章 フィリピン・アメリカ戦争の勃発と展開

第1節 米政府と比革命政府の基本姿勢
マッキンリーの「慈悲深い同化政策」
アギナルドの外交努力 ほか
第2節 フィリピン・アメリカ戦争の勃発と展開
指導者としてのアギナルド
フィリピン・アメリカ戦争は「反乱」か
ゲリラ戦術の採用
第一次・第二次フィリピン委員会
ゲリラ兵掃討作戦 ほか
第3節 フィリピン・アメリカ戦争の残虐性と人種主義
強制収容所政策
「水責め」の拷問 ほか
第4節 フィリピン・アメリカ戦争と黒人兵
黒人志願兵部隊の編制
フィリピンの黒人兵
黒人のフィリピン移住 ほか

第5章 反帝国主義運動と1900年の大統領選挙

第1節 反帝国主義者連盟の結成
反帝国主義者連盟の結成
エドワード・アトキンソンの活動 ほか
第2節 パリ講和条約の批准反対論
パリ講和条約の批准
批准後の反帝国主義者たちの活動 ほか
第3節 アトキンソンと『反帝国主義者』の刊行
反戦文書郵送事件
全米反帝国主義者連盟の結成に向けて ほか
第4節 サミュエル・ゴンパーズの関与
アメリカ労働総同盟とキューバ内戦への対応
マッキンリー政権の膨張政策への対応
戦勝への憂慮
ハワイ併合反対論
反帝国主義の主張
契約労働の労働者への悪影響
1900年の大統領選挙
第5節 シクスト・ロペスの言論活動
フィリピン独立の訴え
反帝国主義者たちの支援 ほか
第6節 1900年の大統領選挙と反帝国主義勢力
ブライアントと民主党の選挙綱領
候補者選択の苦悩

著者プロフィール

林 義勝  (ハヤシ ヨシカツ)  (

カリフォルニア大学大学院サンタバーバラ校
Ph.D.
アメリカ外交史専攻。明治大学文学部教授。
著訳書に
『老兵は死なず  ダグラス・マッカーサーの生涯』
(ジェフリー・ペレット 著、林義勝、寺澤由紀子、
 金澤宏明、武井望、藤田怜史 訳、鳥影社、2016年)、
『原爆投下とアメリカ人の核認識
  通常兵器から「核」兵器へ』(M・D・ゴーディン 著、
 林義勝・藤田怜史・武井望 訳、彩流社、2013年)、
『アジア周縁から見たアメリカ  1850~1950年』
(林義勝、寺内威太郎、高田幸男、ゲイル・サトウ 著、
 彩流社、2010年)、
『原爆投下とトルーマン』(J・サミュエル・ウォーカー 著、
 林義勝 監訳、彩流社、2008年)、
『アメリカ 大国への道  学説史から見た対外政策』
(マイケル・J・ホーガン 編著、林義勝 訳、2005年)、
『20世紀のアメリカ外交  国内中心主義の弊害とは』
(ロバート・ダレック 著、林義勝 訳、多賀出版、1991年)
などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。