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ジャーナリズムなき国の、ジャーナリズム論
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2020年1月
- 書店発売日
- 2020年1月15日
- 登録日
- 2019年8月25日
- 最終更新日
- 2020年4月7日
紹介
日本の「マスコミ」に権力の監視など期待できるのか?
この国の特異な報道のありようを分析し、
その根底にある制度的・構造的な矛盾を浮き彫りにする。
日本では「取材の自由」は法的に保障されていない。
したがってこの国おける「取材」は
権力側からの便宜供与に立脚してのみ可能となり、
必然的にマスコミは権力の統治機構の一アクターになり果てる。
それでも、この国に「ジャーナリズム」を見出すこと、
未来に向かってそれを構築することは可能なのか?
これまでのメディア論には存在しなかった新しい視座を提示。
目次
問題提起 「取材の自由」のない国で、いま起きていること
(大石泰彦)
第1部 ジャーナリズム研究という不幸
―ないものを、あるかのごとく
Ⅰ イデオロギーとしての取材報道の自由
―問題提起をうけて(西土彰一郎)
Ⅱ フェイクの時代に「取材の自由」を論ずる虚無と絶望
(立山紘毅)
Ⅲ 「ジャーナリストの自由」の不在が意味するもの
(大石泰彦)
Ⅳ ジャーナリズムという日本語のトリセツ
(木村英昭)
Ⅴ 日本「マスコミ」はジャーナリズムではない
―その虚構と擬制の構造分析(花田達朗)
第2部 ジャーナリストという不幸―非在の職業を生きる悲惨と栄光
Ⅰ 記者が総社畜化した時代
(佐藤光展)
Ⅱ 人材マネジメントの改革なくして未来はない
(辻和洋)
Ⅲ 「男磨き」の「マスコミ」を離脱、ワセダクロニクルへ
(木村英昭)
Ⅳ 竜宮城からの脱出
(渡辺周)
上記内容は本書刊行時のものです。