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海の古代史
幻の古代交易者を追って
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年5月
- 書店発売日
- 2018年5月9日
- 登録日
- 2018年3月28日
- 最終更新日
- 2018年5月25日
書評掲載情報
2018-07-22 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
古代日本列島における人と物の移動の姿!
文化・文明の伝播。黒曜石や土器、貝殻のアクセサリーなどの
産地と遠く離れた出土地。
銅器や鉄器の朝鮮半島からの輸入の担い手は!?
古代交易者の姿を追って、南九州、奄美諸島、沖縄、先島諸島、
韓国南部へ……。
目次
主な目次内容
第一章 グレートジャーニーと古代の交易者
1 古代交易者の誕生
日本人はどこから来たのか
水平線上に見える陸地を目指して
航海専業者の出現
普及する縄文文化
古代交易者の出現
非情報化時代の情報独占者 ほか
2 古代交易者の群像
古代交易者の勇・阿曇一族
王権の信仰を得た宗像一族
台頭する新興交易者たち
南海交易を仕切った? 阿多隼人族 ほか
第二章 種子島──南北交易の交点
ここに陸終わり、海始まる
平家の落人はなぜ南海に逃れたか
日本最古の稲作文明
種子島は南北文明の融合点 ほか
第三章 奄美諸島──大島が小島に支配されていた
1 海人のいない島々──奄美大島、加計呂麻島
古代奄美の物流基地
海人のいない島
奄美海人は磯者
立神とノロ
トカラの船頭と久高の船乗り
奄美人の本土乱入 ほか
2 南海の覇権のあった島──喜界島
八郎真人のこと
城久遺跡の権力者とは
阿多隼人族と阿多氏
城久交易センターの独立 ほか
第四章 沖縄──北の文化の行き止まり
港川人は交易者ではなかった
前期縄文時代の沖縄人は山地民族だった
漁撈者が航海者となった転機
本格化する南海交易
沖縄に伝わらなかった稲作
交易者の足跡
阿多隼人の足跡
古代交易の主流は西海岸
沖縄の古代交易を支えた人々 ほか
第五章 先島諸島──南の文化の行き止まり
1 手足のない島々──宮古列島
文化果つる宮古島
イモガイのアクセサリーの謎
宮古島に海人はいなかった
久松五勇士
流人も来ない孤島
北東からやってきた異人の痕跡
タカラガイの伝説
2 八重山は珊瑚礁に抱かれた絶海の楽園
豊かなる石西礁湖の恵み
石垣島の北東端に残る痕跡
八重山の基調文化は南から
先島で見つけた古代交易者の幻影
南端の島に残る存在感
イモガイルートとタカラガイルート ほか
六章 韓国南部──海峡を往来した古代交易者たち
韓国の視点で日韓古代交易史を見る
日韓古代交易の歴史を遡る
日韓古代交易ルートの変遷
韓国南部の古代製鉄ベルト
圧倒する製鉄産業
青銅器の古代日韓取引
任那の実在性
任那日本府二つの機能
古代日韓交易を担った主役たち ほか
終 章 古代交易者の源流を求めて
古代航海民族ラピタ人
オーストロネシア人種の大航海
オーストロネシア人は隼人の祖?
隼人=オーストロネシア人説の問題点
倭人の源流に迫る
中国・江南は目と鼻の先
今に生きる幻の古代交易者の末裔 ほか
上記内容は本書刊行時のものです。