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一句頂一万句 劉 震雲(著) - 彩流社
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一句頂一万句 (イックチョウイチマンク)
原書: 一句頂一万句

文芸
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発行:彩流社
四六判
縦195mm 横135mm 厚さ39mm
重さ 620g
583ページ
上製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7791-2381-8   COPY
ISBN 13
9784779123818   COPY
ISBN 10h
4-7791-2381-X   COPY
ISBN 10
477912381X   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年8月
書店発売日
登録日
2017年6月26日
最終更新日
2018年8月6日
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書評掲載情報

2017-10-29 朝日新聞  朝刊
評者: 円城塔(作家)
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紹介

著者の最大の代表作にして、
中国で最も権威ある文学賞の一つである
茅盾(ぼうじゅん)文学賞受賞作!

「出延津記」「回延津記」の全後篇で
70年の歳月を隔てて描かれる大河ドラマは、
中国でテレビドラマ化、
2016年11月には映画も公開されるほどの人気作品。

原タイトル『一句頂一万句』は、
一万句に相当する一句、
つまりは「ひと言の重み」という意味で、
小説中、その「ひと言」が何を示しているのか、
探してみてください。

「前篇の主人公の楊百順こと呉モーゼも後篇の主人公、
牛愛国も妻とは話が合わず、話の合う友人、
あるいは養女、あるいは情人を捜し求めてさすらいます。
他の登場人物たちにとっても話が合う相手を求めることが
どんなに難しいことかが描かれています。
人の一生はそういう相手を捜し求める旅なのだというのが
劉さんの言いたいことなのだと思います。
中国の批評家が、この小説は中国人の「千年の孤独」を
描いていると評したのも、なるほどと深くうなずきました。」
(訳者あとがきより)

著者プロフィール

劉 震雲  (リュウ シンウン)  (

りゅう・しんうん
1958年、中国河南省延津県生まれ。
1973年から1978年まで人民解放軍兵士、
1978年、北京大学中国文学科入学、
1982年、同大学卒業後「農民日報」勤務、
1987年、この年発表の『塔鋪』で注目される。
2003年、『手機』が映画化される。
2010年、『我叫劉躍進』が映画化される。
2011年、『一句頂一万句』で第八回茅盾文学賞受賞。
2012年、『温故一九四二』が映画化される。
邦訳は本作の他に
『ケータイ」(桜美林大学北東アジア研究所)、
『温故一九四二』(中国書店)、
『盗みは人のためならず』『わたしは潘金蓮じゃない』
(ともに彩流社)がある。

水野 衛子  (ミズノ エイコ)  (

みずの・えいこ
1958年、東京都生まれ。
1981年、慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻卆。
訳書に『中国大女優 恋の自白録』(文藝春秋社)、
『中華電影的中国語 さらば、わが愛 覇王別姫』
(キネマ旬報社)、『ジャスミンの花開く』
(日本スカイウェイ)、『セデック・バレ』(河出書房新社)、
『盗みは人のためならず』(我叫劉躍進)、
『わたしは潘金蓮じゃない』(ともに彩流社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。