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「ヘイト」の時代のアメリカ史
人種・民族・国籍を考える
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年2月
- 書店発売日
- 2017年2月9日
- 登録日
- 2016年12月19日
- 最終更新日
- 2020年5月21日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2018-11-02 |
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2刷りとなりました! |
紹介
日本国内のヘイト=「産経新聞」に掲載された
曽野綾子氏のコラム(2015年2月11日)への違和感、
憤りから本書は出来上がった!
そして、人種差別主義者にして性差別主義者、移民排斥論者
の「トランプ大統領」が選出された「ヘイトの時代」にこそ、
本書は刊行される意義がある!
アメリカを「人種・民族・国籍」といった観点で論じた
刺激的なテキストからは、
「日本を問い直すためのアメリカ史」が浮かび上がる。
【本書の特色】
各章末には、関連書籍の「読書案内」と、
本書の内容をより深く、そして読者のみなさんが
各章の問題提起、問題意識を日本社会にあてはめて
考えてもらうためのディスカッションのポイントを
挙げています。
目次
序 アメリカの歴史から考える 兼子 歩
第一部 マイノリティの表象
第一章 人種的〈他者〉としての黒人性
――アメリカの人種ステレオタイプを例に――坂下 史子
第二章 先住民族の大地――
「移民の国」という幻想への抵抗――石山 徳子
第三章 統治の制度としての多様性
――アメリカ同性愛者権利運動の歴史から考える――兼子 歩
第四章 テクノロジーが創る国民・エスニシティ
――文化的アイコンとしての科学・技術と集団アイデンティティ
――土田 映子
第二部 マイノリティの「コミュニティ」を再考する
第五章 「差別でなく区別」考――
ジム・クロウ(人種隔離)は区別で、ERA(男女平等憲法修正)
こそが差別なのか?――大森 一輝/森川 美生
第六章 人種主義を生き延びるためのエスニシティ論
――コミュニティの二重性をめぐって――南川 文里
第七章 労働史から見た移民コミュニティ
――オマージュを乗り越えて――南 修平
第八章 黒人都市ゲトーを見つめるまなざし
――シカゴの事例から――藤永 康政
第三部 アメリカの「自由」とマイノリティ
第九章 「移動の自由」と「パスポート」
――自由の国アメリカにおける不自由――梅﨑 透
第一〇章 「自由の国」の憲法と社会
――日系人戦時強制収容から考える――和泉 真澄
第一一章 アメリカ難民政策の問題点
――受け入れ国への「感謝」が意味するもの
――佐原 彩子
編者あとがき 「ヘイトの時代」を生き抜くために
――トランプ大統領という悪夢の処方箋――貴堂 嘉之
版元から一言
上記内容は本書刊行時のものです。