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取引情報
コバルト文庫で辿る少女小説変遷史
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年12月
- 書店発売日
- 2016年12月28日
- 登録日
- 2016年11月2日
- 最終更新日
- 2019年1月30日
書評掲載情報
2021-10-03 |
産經新聞
朝刊 評者: 嵯峨景子(ライター・書評家) |
2017-04-02 |
朝日新聞
朝刊 評者: 末國善己(文芸評論家) |
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重版情報
2刷 | 出来予定日: 2017-01-26 |
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「当時の私を現在の目線で」懐かしく味わえる本のようで、アラウンドフォーティーの女性のお客様に発売当初から好評で、たちまち2刷りとなります。 |
紹介
常に少女たちの「居場所」となり、
「読者」と共に歩み続ける「Cobalt」/コバルト文庫!
そんな「コバルト」を追うからこそ見える少女小説史!
雑誌「Cobalt」の前身である『小説ジュニア』から、
Web マガジンCobaltまでの時代を追い、
各時代の読者と「少女小説」の移り変わりを徹底追跡。
少女小説雑誌の編集部の方針からうかがえる読者への
アプローチや、作品群がもつ主題の傾向と時代との対応などを
辿っていくことで、
少女小説が読者にどのような「場所」として
とらえられてきたかを浮き彫りにする。
帯文は新井素子先生!
【2016年は「少女小説」にとってこんな年!】
コバルト文庫40周年記念です。
WebマガジンCobaltオープン!
など
ライトノベル世代の中高生から80年代のコバルト読者まで、
幅広い女性層に楽しんでもらえる一冊です。
書店様併売可能性類書に…
大橋崇行著
『ライトノベルから見た少女/少年小説史』(笠間書院)など…
目次
主な目次…
第1章 『小説ジュニア』から『Cobalt』へ
1 少女小説前史――戦前期から戦後概略
2 一九六〇年代のジュニア小説とその書き手たち
3 氷室冴子の登場と若手作家たちの活躍
4 『小説ジュニア』から『Cobalt』への転換
第2章 一九八〇年代と少女小説ブーム
1 『Cobalt』とコバルト文庫にみる少女小説家プロモーション
2 講談社Ⅹ文庫ティーンズハートの創刊と読者層の拡張
3 拡大する少女小説マーケット
4 学園ラブコメからファンタジーへ コバルト文庫の新たな世代の書き手たち
第3章 ファンタジーの隆盛と多様化する九〇年代
1 ファンタジー小説の流行
2 少女小説レーベルのなかのBL
3 九〇年代の世相と少女小説の動向
4 九〇年代的コバルト読者共同体
第4章 二〇〇〇年代半ばまでの少女小説
1 角川ビーンズ文庫の創刊とその躍進
2 『マリア様がみてる』と『伯爵と妖精』 ゼロ年代前半のコバルト文庫とヒット作
3 少女小説における学園小説の衰退と読者層の変化
第5章 2006年から現在までの少女小説
1 二〇〇六年前後の少女小説レーベルの再編成
2 少女小説ジャンルのなかの「姫嫁」作品の増加
3 ネット発コンテンツと少女小説 ボカロ小説とウェブ小説の動向
4 ライト文芸と少女小説
5 少女小説の未来へ
付録
「コバルト」と各レーベル刊行時期の比較
コバルト50年史
コバルト・ノベル大賞受賞者一覧
上記内容は本書刊行時のものです。