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東アジアに平和の海を
立場のちがいを乗り越えて
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年1月
- 書店発売日
- 2016年1月13日
- 登録日
- 2015年7月23日
- 最終更新日
- 2016年1月25日
書評掲載情報
2016-04-03 | 毎日新聞 |
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紹介
日本、中国、朝鮮半島――
東アジアは厳しい緊張状態にあり、平和を想像することはむずかしい。
左右立場のまったく異なる論者たちが、
最大の論点である竹島/独島問題、尖閣諸島問題を中心として、
「東アジアに平和の海をつくる」というテーマを掲げ、
本音をぶつけあい、議論した。
激しい言葉をぶつけあう論争ではなく、
「相手の主張に耳を傾けつつ、自らの見解を点検し、
主張すべきは主張し、反駁すべきは反駁する。
冷静な相互批判と相互学習の場にしたい」というコンセプトで
討論した。
他者とどのような社会を築いてゆくのか、読者とともに考える。
目次
◆第1章 竹島/独島問題を手掛かりに
日本定刻主義と日本帝国主義/アメリカ帝国主義を問う/
竹島は日本の領土だ/対話できる民族派と対話できない右翼/
統一朝鮮の領土としての独島/「固有の領土」論は成り立たない/
朝鮮史から見た領土 ほか…
◆2章 尖閣諸島問題
尖閣国有化問題/尖閣領有の歴史を見る/
尖閣諸島の名称問題-「固有の領土」論/先占とは何か/
カイロ宣言と「忘れられた土地」/領土問題の思考枠組みを問う/
尖閣を生活圏としていたのは誰か/
対艦ミサイル・レーダー照射事件とは/漁業協定の見直しを ほか…
◆3章 東アジアに平和の海をつくる
領土問題講義から/国民と非国民/ヘイト・スピーチをめぐって/
ヘイト・スピーチと差別の状況/朝鮮学校の民族教育/
「反日」と「反日帝」/日本社会と朝鮮学校/憲法と国民/
民族主義とは何か/棘を抜く努力/安倍政権の軍事路線
版元から一言
◉編者以外の登壇者◉ 左右の論者から外国籍の論者まで!
康煕奉(在日朝鮮社会科学者協会)
朴炳渉(竹島=独島問題研究ネット)
陳慶民(東京華僑総会副会長)
岡田充(共同通信客員論説委員)
金東鶴(在日本朝鮮人人権協会事務局長)
四宮正貴(四宮政治文化研究所代表)
清水雅彦(日本体育大学教授)
鈴木邦男(作家・評論家)
上記内容は本書刊行時のものです。