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0円生活を楽しむ シェアする社会 三浦展(著/文) - ほんの木
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0円生活を楽しむ シェアする社会

発行:ほんの木
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ10mm
重さ 220g
180ページ
並製
価格 1,000円+税
ISBN
978-4-7752-0115-2
Cコード
C0030
一般 単行本 社会科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年1月15日
書店発売日
登録日
2018年10月25日
最終更新日
2019年1月16日
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紹介

広がるシェアビジネス

 「シェア」という言葉の本来の意味は「共用、分配」だ。だから「シェア経済」によって、人びとがモノや技能を「分かち合う社会」が到来すると期待された。ところが現実に広がったのは、インターネットを使ってモノやサービスの仲介するニュービジネスだった。特に有名なのが、民泊を仲介する「エアビーアンドビー(Airbnb)」と、一般人が自家用車を使って他人を運ぶ「ウーバー(Uber)」だ。
 両社がアメリカのサンフランシスコで設立されたのはわずか10年前。スマートフォンで近くの車を呼んだり、民泊の予約が簡単にできることから、またたく間に世界中に広がった。利用者にとっては「便利で安い」というメリットがある上、「共同で利用する」と聞くとエコな感じもする。ウーバーは世界70カ国で展開し、売上高75億ドル。エアビーアンドビーは192カ国、売上高26億ドルにのぼる。

タクシー運転手の嘆き

 でも、こうしたビジネスが「分かち合いの社会」をつくる可能性はあるのだろうか。
 筆者が、昨年秋にニューヨークの協同組合を視察に行った時のこと。空港で乗ったタクシー運転手に、ウーバーの影響について尋ねてみたら、「いまじゃ街中では7割の人がウーバーを利用するようになったよ。結局、タクシー利用者が激減したので、俺も登録して利用者を探しているんだ。でもウーバーから受け取る報酬は安くてね」とため息をもらす。結局、運転手と利用者が自動車をシェア(共用)しても、その利益はシェア(分配)されずウーバーだけがもうかる仕組みなのである。

分かち合うシェア社会を目指して

 本号が紹介するのは、「分かち合う」ことを基本原理とする、様々な日本の活動である。「お金に縛られない生き方」を考えている方々に、ぜひお読みいただきたい。

目次

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目次

特集0円生活を楽しむ シェアする社会

特集が始まる前にひとこと……

Ⅰ シェアする社会が意味すること

●FOR READERS もうかるシェアビジネスから、分かち合うシェア社会を目指して
●つながりを生み出す社会へ シェアコミュニティのすすめ……三浦 展(カルチャースタディーズ研究所主宰)
●シェアリングエコノミーと互酬の世界の仕組み……鶴見 済(フリーライター)
●シェアリングエコノミーのオルタナティブな可能性……宮崎 徹(市民セクター政策機構理事)
●「地域と市民の復権」という視点から新たな経済を考える……白井(明治学院大学名誉教授)

Ⅱ 0円生活の楽しみ方あれやこれや

●服への「思い」を添えて交換する……xChange
●地域の人たちと楽しくゴミを減らす……くるくるひろば
●子どものオモチャ交換会がかえる世界……かえっこ
●自慢の庭で広がる地域を越えた出会い……こだいらオープンガーデン
●地域通貨がつくり出すお金に頼らない豊かさ……藤野地域通貨よろづ屋
●0円生活が楽しめる路上コミュニティ……くにたち0円ショップ
●次に来る人のためのお福わけ券……カフェ潮の路
●高円寺から広がる0円経済圏……なんとかBAR
●SNS活用で不用品リサイクル……mixi 「あげますください東京都・全国」コミュニティ
●お店をシェアして商店街を元気に……neobar
●農業を体験しながら0円生活の旅……WWOOFジャパン

連載

●韓国語翻訳家の日々 子育てはつづくよ 第6回
沖縄では不思議なことがたくさんあった……斎藤 真理子(韓国語翻訳家・ライター)
●悼みの列島 日本を語り伝える 第10回
近代の繁栄を支えた炭鉱、鉱山その光と影を訪ねて……室田 元美(ライター)

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上記内容は本書刊行時のものです。