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シリーズ紙礫5 鰻
四六判
288ページ
並製
価格
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年1月
- 書店発売日
- 2017年1月27日
- 登録日
- 2017年1月25日
- 最終更新日
- 2017年1月25日
書評掲載情報
2018-02-18 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 栗原裕一郎(評論家) |
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紹介
尾崎士郎に、次の戯詩がある。
蒲焼を食いたしと思えども
蒲焼はあまりに高し
せめてはうなぎ屋の店先に立ちて
うなぎの焼ける匂いをかいでみん
日本人はウナギを、ご馳走であり、生態は謎で、人に祟ることもある妖しい生き物と捉えて来た。本書ではそれぞれの側面を描いた作品を集めた。
このような作品を並べることで、従来のウナギ観に一石を投じることができたと思う。また、その投げ礫が、ウナギというフィルターの向うに現代文明の様相をあぶり出していれば幸いである。(編者・石川博)
目次
一章 ウナギはおいしい
万葉の鰻 大伴家持
鰻 南方熊楠
後生鰻 五代目古今亭志ん生
鰻 原石鼎
ごん狐 新美南吉
海と鰻 小川国夫
鰻のなかのフランス 中平解
二章 ウナギは不可解
詩 鰻 北原白秋
魚王行乞譚 柳田国男
赤道祭 火野葦平
三章 ウナギはおそろしい
狂歌・狂詩 大田南畝(蜀山人、四方赤良)
魚妖 岡本綺堂
東京日記 内田百閒
海鰻荘奇談 香山滋
解説 石川博
上記内容は本書刊行時のものです。