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手で見るぼくの世界は 樫崎 茜(著) - くもん出版
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【利用不可】

手で見るぼくの世界は (テデミルボクノセカイハ)

児童図書
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発行:くもん出版
四六判
280ページ
定価 1,400 円+税   1,540 円(税込)
ISBN
978-4-7743-3380-9   COPY
ISBN 13
9784774333809   COPY
ISBN 10h
4-7743-3380-8   COPY
ISBN 10
4774333808   COPY
出版者記号
7743   COPY
Cコード
C8093  
8:児童 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年11月13日
書店発売日
登録日
2022年9月6日
最終更新日
2022年11月7日
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紹介

――この光はきっと、みんなにも届いているにちがいない。なぜなら、ここはみんなの世界だから。そして、そこは、双葉たちの世界でもあるのだ。

 視覚支援学校に通う佑は、この春から中学1年生。新しいクラスメイトも増え、寄宿舎での生活もはじまったが、佑の気持ちは晴れない。小学部から親しくしていた双葉が、ある事件をきっかけに学校に来なくなってしまったからだ。何度連絡をしても、双葉からの音信はない。道しるべのような存在だった双葉を失ってしまった佑は、授業や白杖の訓練に身が入らない状態が続いていた。
 いっぽう双葉は、事件の際にぶつけられた悪意に満ちた言葉への衝撃から、家の外に出ることができなくなっていた。「目が見えない人はひとりで外を歩くべきじゃない」と思っている人が、この世界にいることを知ってしまったからだ。そんな双葉を心配した母親に「伴歩・伴走クラブ」という団体を紹介された彼女は、クラブの活動を見学に行く。そして佑も、双葉に会いにいくという目標のために、苦手だった白杖の訓練に挑戦しはじめる……

 ふたりの主人公が、それぞれの葛藤を乗り越え、ふたたび世界に踏み出すまでを描いた物語。

著者プロフィール

樫崎 茜  (カシザキ アカネ)  (

長野県生まれ。2006年講談社児童文学新人賞佳作を受賞。デビュー作『ボクシング・デイ』(講談社)で、第18回椋鳩十児童文学賞、『満月のさじかげん』(講談社)で、日本児童文学者協会新人賞を受賞。その他の作品に、『ぼくたちの骨』『声をきかせて』(以上 講談社)、『ヴンダーカンマ― ここは魅惑の博物館』『星の町騒動記』(以上 理論社)、『星くずクライミング』(くもん出版)などがある。

酒井 以  (サカイ サネ)  (

イラストレーター。児童書の装画・挿絵を手がけた作品に『わたしの苦手なあの子』(朝比奈蓉子・作)『かみさまにあいたい』(当原珠樹・作/以上、ポプラ社)『てのひらに未来』(工藤純子・作/くもん出版)『ひかる石のおはなし』(小手鞠るい・作/あかね書房)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。