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ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
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ほら、死びとが、死びとが踊る
ヌンガルの少年ボビーの物語
原書: That Deadman Dance
発行:現代企画室
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ26mm
重さ 460g
452ページ
並製
価格
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年5月
- 書店発売日
- 2017年5月27日
- 登録日
- 2017年5月17日
- 最終更新日
- 2017年5月25日
書評掲載情報
2017-06-18 |
毎日新聞
朝刊 評者: 鴻巣友季子(翻訳家) |
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紹介
アボリジニにルーツを持つ作家が、オーストラリア現代文学に切り拓いた新たな地平。
生と死、人と鯨、文明と土着のあわいで紡がれた言葉、唄、踊り。ふたつの異なる世界を軽やかに行き来した先住民(ヌンガル)の少年が見つけた希望は、歴史の痛ましい「現実」の彼方で煌めきつづける。
19世紀前半の植民初期、「友好的なフロンティア」と呼ばれたオーストラリア南西部の海辺で、先住民と入植者が育んだ幸福な友情とやがて訪れた悲しい対立の物語。
米国の捕鯨船も来航する入植地にヨーロッパ人が現れたころに生まれたヌンガルの少年ボビーは、幼くして一族の死者と交信するする特別な踊り「死びとの踊り」の導き手であると同時に、持ち前の好奇心から入植者の社会に入り込み、白人たちの言葉と文字を獲得していた。先住民と入植者のあいだの緊張が高まり、ついに衝突しそうなとき、ボビーは白人たちに「死びとの踊り」を披露し、互いを排除しあうのではない融和の道を探ろうとするが……?
上記内容は本書刊行時のものです。