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学校現場かるた 中一夫(著/文) - 仮説社
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学校現場かるた

発行:仮説社
四六判
縦128mm 横188mm 厚さ9mm
重さ 170g
144ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7735-0232-9
Cコード
C0037
一般 単行本 教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2012年3月
書店発売日
登録日
2012年3月30日
最終更新日
2012年3月30日
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紹介

こどもや保護者との付き合い方,職員室の人間関係,そして,自分との付き合い方……。今まで見えなかった学校現場を生き抜いていくための知恵・法則を〈かるた〉の形にまとめました。困ったときや行き詰まったとき,パラパラとめくってみると,きっと現状打開のヒントが見つかると思います。全教師必携の書!

目次

はじめに

◯子どもとの関わり方……関係を悪化させないトラブル解決法
1.分かるはずない 他人の心
2.正しい忠告 大きなお世話
3.正しいことほど 怒らせず
4.説教長引き 効果は激減
5.止まれば十分 短く注意
6.もめる時ほど 言葉じり
7.話(指導)するなら 人目を避ける
8.説教するより 素直な思い
9.居直る子どもに 勝てる人なし
10.嫌いになると すべてが面倒
11.きびしく締めると どこかで出てくる
12.大人になりかけ 〈何でも反抗〉
13.最初が肝心 笑顔が肝心
14.たのしいことほど 前だおし
15.気になる子ほど スポットライト
16.大事にしたい まじめなみんな
17.規則増やせば 違反も増える
18.小さなことほど イライラつのる
19.目標低く 〈雨の日と月曜日は〉
20.はげしい言葉で 親しさ確認
21.言った分だけ 返されて
22.イジメのもとには 正義感
23.ケンカ・暴力 正義が招く
24.はぶき・はぶかれ 女子も大人に
25.個人とグループ 本音は違う
26.つながり切望 携帯・プリクラ
27.「一番大事」は 人間関係
28.不登校の陰に 成長あり
29.子どもの成長 思わぬ解決
30.強がるよりも〈その人らしさ〉
31.成否を分ける 余裕の有り無し
32.問題起きたら チャンスと思え

◯親との関わり方……親とのトラブルをチャンスに変える
33.怒鳴り込む 親こそ味方に変わるかも
34.思わず反論 火に油
35.聞いてるうちに トーンも変わる
36.謝るときは いさぎよく
37.わかりあうには 1時間半
38.批判の陰に 不安な心
39.言いにくいことほど きつくなる
40.親との関係 子どもから
41.行ってみて 顔見て話せば お互いらくに
42.いいことばかりも うそくさい
43.誰でも困る 「しつけをしっかり!」
44.豊かになれば しつけも変わる
45.母親ばかりに しつけの重荷
46.信じちゃいけない 「何でも連絡を」
47.文句を言うのも 担任だから
48.親の非難に 傷は深く

◯学校・同僚との関わり方……学校社会を生き抜く知恵 
■学校の体制
49.不安の連鎖の 生活指導
50.突撃ラッパは 大ケガのもと
51.集会増えて 学校荒れる
52.小さなことを さわいで荒れる
53.自分を隠して 〈一致団結〉
54.生徒は落ち着き 先生威張る
55.変わらないのが社会(人間) 変わるのが社会(人間)
■同僚との付き合い
56.うるさい人ほど 〈自分は例外〉
57.不安な人ほど 細かい訴え
58.うそは常備薬 真実は劇薬
59.勝手に想像 勝手におびえ(疲れ)
60.しばしば変わる 〈本音と建前〉
61.いつでもさぐる チャンスの時
62.忠告を 聞くも聞かぬも 相手しだい
63.たまにはグチって 気分転換
64.早く帰って 自分にごほうび
65.他人のことより 自分のごきげん

◯自分との関わり方……いつも元気でいるために
66.経験つんでも 悩みはつきない
67.ムリしちゃいけない 転勤一年目
68.失敗続くと 何も学べず
69.一気に染まる 現場の常識
70.イイ関係でも 事件は起こる
71.悩んだときほど 一歩ずつ
72.現実より 描いた未来に 疲れ果て
73.悩みを深める 「自分だけ?」
74.反省しても 元気は出ない
75.したくないこと やっぱりできない
76.上手にあきらめ 新たなスタート
77.どっちに転んでも シメタ
78.目標絞れば 成果も見える
79.完璧目指さず 8割主義
80.ガンバリよりも 結果が大事
81.力と時間で 大きく達成
82.努力するなら 笑顔を目指し
83.たのしいことが 視界を開く
84.今日が終われば それでよし
85.自分を守るのは自分 自分を追い詰めるのも自分
86.自分を認めて 自信が育つ
87.〈自信〉は成功から 〈意欲〉はたのしさから
88.自分の元気が すべての源

◯教育用語……気になる言葉の意味するもの
89.〈自主性〉気取り 自己規制
90.一時の流行 〈共通理解〉
91.〈約束だぞ〉と おどしの文句
92.謝罪の強制〈反省〉遠く
93.押しつけ〈目標〉 立てて忘れて繰り返す
94.教師のやること何でも〈指導〉
95.他の手知らない 〈毅然とした態度〉
96.〈協力〉求めて 〈目標〉忘れる
97.何でも含める 〈基本的生活習慣〉
98.気になることは 何でも〈問題行動〉
99.ひいきで成り立つ〈公平〉
100.〈自由〉生かすは 規則しだい
101.〈教育的配慮〉も 喜ばれてこそ

あとがき

前書きなど

 学校現場には「こうした方がいい」「こうするべきだ」と言われていることがたくさんあります。しかし,そんな「学校・教師の常識」の中で,本当に「そうした方がいい」という証拠・実験結果のあげられることは,実はそんなに多くないはずです。「言われた通りにした結果,かえって状況が悪くなった」ということも,少なくないような気がします。現場の〈常識〉は,「そうに違いない」「そうに決まっている」という,ただの思い込みにすぎないのではないか――そう思ったりするのです。
 学校現場で「こうすべきだ」と言われていることを根本から考え直して,本当に役立つことを探っていきたいものです。その試みの一つとして,この本では私自身が学校現場でいつも使っている考え方を,〈かるた〉の形でまとめてみました。
 この本に収められている〈かるた〉の中には,実験的にも確かだと言えるものもありますが,すべての〈かるた〉が検証されているということではありません。けれども,そもそも〈かるた〉とは,絶対の真理を示すというより,別なものの見方,考え方を示すものでもあります。この本は現場の〈常識〉を問い直すと同時に,「新しい見方」も提出するものです。

著者プロフィール

中一夫  (なかかずお)  (著/文

1960年, 鳥取県米子市に生まれる。1985年,国際基督教大学(ICU)卒業後, 東京都の公立中学校教員になり,現在に至る。教師3年目に仮説実験授業に出会い,以来「たのしい授業」の授業実践を続けている。同時に,「学校現場」を重視した全国規模の研究会を組織し,特定の分野にとどまらず,教育・科学から,宗教・社会問題など,さまざまな研究成果を発表しつづけている。仮説実験授業研究会員。

上記内容は本書刊行時のものです。