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少年犯罪はどのように裁かれるのか
成人犯罪への道をたどらせないために
発行:合同出版
四六判
184ページ
定価
1,600円+税
- 書店発売日
- 2019年7月8日
- 登録日
- 2019年2月19日
- 最終更新日
- 2019年7月3日
紹介
いま、少年犯罪を厳罰化するため、少年法の適用年齢を18歳未満に引き下げ、
少年を大人と同様に刑法の元で裁くことが検討されています。
しかし、少年を刑法で裁いても、必ずしも「厳罰化」につながらないどころか、
十分な更生や再犯防止の教育すら受けないままの少年が、社会に放り出されるだけです。
その先に見えるのは、はたして社会不安の低減でしょうか、増加でしょうか。
「甘やかし」として批判されてきた少年法の教育・福祉機能の本質を見直し、
罪を犯してもやり直せる社会、保護を求める権利が保証される社会をいかにつくるか、
いま、それが問われているのです。
目次
はじめに
第1章 少年法の厳罰化にむけて進む地ならし
第2章 罪を犯した少年たちの素顔
第3章 少年の可塑性と保護主義 少年審判の特徴
第4章 家庭裁判所は少年をどのように審判するか
第5章 3つの処分 保護処分・刑事処分・試験観察
第6章 少年司法厳罰化・適用年齢引き下げ論に反論する
第7章 少年司法の理念を刑事司法全体へ拡げる
あとがきにかえて
上記内容は本書刊行時のものです。