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少年犯罪はどのように裁かれるのか 須藤 明(著/文) - 合同出版
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少年犯罪はどのように裁かれるのか (ショウネンハンザイハドノヨウニサバカレルノカ) 成人犯罪への道をたどらせないために (セイジンハンザイヘノミチヲタドラセナイタメニ)

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発行:合同出版
四六判
184ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7726-1378-1   COPY
ISBN 13
9784772613781   COPY
ISBN 10h
4-7726-1378-1   COPY
ISBN 10
4772613781   COPY
出版者記号
7726   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年2月19日
最終更新日
2019年7月3日
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紹介

いま、少年犯罪を厳罰化するため、少年法の適用年齢を18歳未満に引き下げ、
少年を大人と同様に刑法の元で裁くことが検討されています。

しかし、少年を刑法で裁いても、必ずしも「厳罰化」につながらないどころか、
十分な更生や再犯防止の教育すら受けないままの少年が、社会に放り出されるだけです。
その先に見えるのは、はたして社会不安の低減でしょうか、増加でしょうか。

「甘やかし」として批判されてきた少年法の教育・福祉機能の本質を見直し、
罪を犯してもやり直せる社会、保護を求める権利が保証される社会をいかにつくるか、
いま、それが問われているのです。

目次

はじめに
第1章 少年法の厳罰化にむけて進む地ならし
第2章 罪を犯した少年たちの素顔
第3章 少年の可塑性と保護主義 少年審判の特徴
第4章 家庭裁判所は少年をどのように審判するか
第5章 3つの処分 保護処分・刑事処分・試験観察
第6章 少年司法厳罰化・適用年齢引き下げ論に反論する
第7章 少年司法の理念を刑事司法全体へ拡げる
あとがきにかえて

著者プロフィール

須藤 明  (ストウアキラ)  (著/文

栃木県生まれ。駒沢女子大学人文学部心理学科教授
臨床心理士、さいたま市スクールカウンセラー・スーパーバイザー。
専門は犯罪心理学、家族心理学。
裁判所職員総合研修所研究企画官、広島家庭裁判所次席家庭裁判所調査官などを経て、2010年から現職。
2015年2月に発生した「川崎市中1男子生徒殺害事件」では、弁護側の依頼によって少年の心理鑑定をおこない、被告(少年X)側証人として法廷で証言した。
主な業績として、「情状鑑定を通してみた弁護人と心理臨床家の協働・連携」(駒沢女子大学研究紀要23号、2017年))、『親の離婚を経験した子どもの成長に関する調査研究』(子ども未来財団、共著、2013年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。