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岐路に立つ日本の大学 細井克彦(著/文) - 合同出版
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岐路に立つ日本の大学 (キロニタツニホンノダイガク) 新自由主義大学改革とその超克の方向 (シンジユウシュギダイガクカイカクトソノチョウコクノウホウコウ)

社会一般
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発行:合同出版
A5判
288ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7726-1349-1   COPY
ISBN 13
9784772613491   COPY
ISBN 10h
4-7726-1349-8   COPY
ISBN 10
4772613498   COPY
出版者記号
7726   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年4月19日
最終更新日
2018年4月21日
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紹介

 大学の発祥は近代国家よりも早いと言われ、人類のために普遍的価値を探求するものと考えられてきた。しかし、国際社会の環境が変化したので、その原理は変わったという言説が喧伝されている。大学は、国家の教育政策に基づいて学長の「命令」によって業務を行う事業体と見做されているのだ。これでは、学問の自由と自治を基礎として学問研究と高等教育を行う場ではなくなる。
 この十数年間における日本社会と大学の変貌は著しい。改憲に執念を燃やす勢力が跳梁し、社会保障、平和への願いには目もくれず、「戦争する国」に向けて跋扈する。過去の歴史や世界の流れに背き、虚偽とはぐらかし、事実の捻じ曲げや隠ぺい、あげくの果てに開き直りがまかり通っている。
 大学崩壊の危機的状況に直面しているいま、原点に立ち返り、再生への道を探る。

目次

 序にかえて
  Ⅰ部 新自由主義大学改革の形成と展開 
第1章 新自由主義大学改革と国立大学法人
第2章 大学ガバナンスをめぐる法制度的検討
第3章 高等教育政策の展開と大学評価
第4章 財界の大学介入・支配の構造
 Ⅱ部 新自由主義大学改革を超えて
第5章 大学論の課題と大学政策の基本問題
第6章 教育権論の生成・展開と「無償教育の漸進的導入」
第7章 自主的・自律的・創造的な大学改革への要綱
 むすび
 あとがき

著者プロフィール

細井克彦  (ホソイカツヒコ)  (著/文

大阪市立大学名誉教授。1944年生れ。東京大学大学院教育学研究科後期博士課程満期退学、博士(教育学)。

上記内容は本書刊行時のものです。