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ジェンダーの地理学
発行:古今書院
縦220mm
294ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2002年4月
- 登録日
- 2016年11月14日
- 最終更新日
- 2016年11月14日
書評掲載情報
2022-10-22 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 水無田気流(社会学者・詩人) |
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紹介
本書はフェミニスト地理学の代表的な欧米の論文を集めたアンソロジーである。論文の選定にあたっては、初学者にとってわかりやすいものを選んでいる。本書を通読することによって、フェミニスト地理学研究が多様かつ多彩な特色を持ち、従来の固定化された研究枠を打ち砕き、新たな理解へとわれわれを導くものであることを理解してもらえるだろう。
目次
第1部 理論的展開(人文地理学において人類の半分を排除しないために
空間・場所・ジェンダー関係(実証主義フェミニズムと社会関係についての地理学
アイデンティティ、差異、フェミニスト幾何学と地理学))
第2部 都市空間のジェンダー化(女性のジョブサーチと職種の分断
セクシュアリティ、不道徳、および都市-赤線地区と街娼の底辺化)
第3部 ジェンダーの表象・シンボリズム・身体性(隔たり、見せかけ、どこか-ファロス中心的な自己/知の空間へのフェミニスト批判
大地への敬意-西洋の欲望と土着の知)
第4部 ジェンダーと開発・環境(「器用な指先が安い労働者を生み出す」のだろうか?-第三世界の輸出製造業における女性雇用の分析
ガンビアにおける土地への「権利再主張」-ジェンダー化された土地所有権と環境干渉)
上記内容は本書刊行時のものです。