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ゼロから始めるシードル醸造所 小野 司(著/文) - 虹有社
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ゼロから始めるシードル醸造所 リンゴ産地で広がる新たなビジネスモデル

発行:虹有社
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ12mm
重さ 268g
188ページ
並製
価格 1,600円+税
ISBN
978-4-7709-0077-7
Cコード
C0063
一般 単行本 商業
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年8月18日
最終更新日
2020年8月18日
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紹介

廃校を活用したシードル専門醸造所「林檎学校醸造所」を立ち上げ、長野県飯綱町の地域活性化にも一役買う小野司さんと、長野県東御市に移住してワイナリー& シードルリーを立ち上げた蓮見よしあきさん。ふたりの著者の経験と知識をもとに、今、注目を集める日本のシードルとシードル醸造所、そしてシードルビジネスについて、わかりやすく解説する。

目次

はじめに
第1章 日本のシードル事情 (文・小野司)
シードル(サイダー)とは何か
シードル文化について
日本でシードルを造るということ
なぜシードルの人気が高まっているのか
注目される日本のシードル~日本ならではの味わいとは~
増え続ける日本のシードル

第2章 日本のシードル専門醸造所(文・小野司)
増加するシードル市場への参入とシードル専門醸造所(シードルリー)
注目を集めるシードル専門醸造所

第3章 シードルで起業する(文・蓮見よしあき)
シードル事業の魅力とは
密接に結びつく地方行政、地方活性化とシードル
日本農業の起爆剤に、シードル特区を活用
シードルリーの作り方、まずはどこから始めるか
リンゴ畑を始めるには
リンゴ農家がオリジナルブランドのシードルを造る
酒販免許について
醸造所の作り方①  資金について(はすみふぁーむの場合)
醸造所の作り方② シードル造りに最低限必要な機材と価格について
醸造所の作り方③  余裕ができたら購入を検討したい機材と価格について
一番大切なのは、シードルを売るということ

第4章 リンゴのお酒シードルを造る学べる廃校活用型醸造所「林檎学校醸造所」(文・小野司)
創業メンバーとの出会い
共同経営プロジェクトの立ち上げ
シードルと廃校
法人の設立
理想的な醸造責任者との出会い
いいづなワイン・シードル特区が認定されるまで
果実酒製造免許の準備と申請
ビジネスプランコンテストで経済産業大臣賞を受賞
クラウドファンディングへの挑戦
ビジネスプランのまとめ方
醸造所がスタートして
シードルで注目される見向きもされなかった外国原産品種
林檎学校醸造所のネクストステージ

第5章 これからのシードルビジネス(文・小野司)
シードルビジネスと「コト売り」
止まらないシードルの人気
大手参入がさらなる市場開拓に
生産者サイドから見た今後の課題

(コラム)さあ、シードルを飲んでみよう
増えてきたシードル専門店、賑わいを見せるシードル協会主催のイベント
あとがき

前書きなど

 近年リンゴを原料にしたお酒、シードルがメジャーになってきています。以前はシードルをお客様にすすめても「何それ?」という感じでしたが、最近は国内外産問わず「〇〇ワイナリーのシードル」や「紅玉リンゴ100パーセント」など造り手、銘柄、さらにはリンゴの品種まで指定して質問されるようなシードル愛好者が増えてきました。
 実際に、私が経営する長野県にあるワイナリーでも、数年前と比べてシードルの生産量が大きく増えていますし、飲食店等からの問い合わせや注文も大幅に増えています。
 さらには一般社団法人日本シードルマスター協会のようなシードルを全国に広める活動をしている団体ができたり、全国各地でシードルのイベントが開催され、私も出展者としてよばれたり、この国のシードルを取り巻く環境はここ数年で大きく変わってきています。
どうしてシードルの人気が、最近こんなに高まってきたのでしょうか?
いろいろ理由はありますが、私はシードルという飲み物が元来日本人に合う飲み物であったと考えています。
 リンゴという果物が日本各地で気軽に手に入り、日本人の食生活のなかに普通に存在するものだったということ、そしてシードルはワインに比べて比較的安価、そしてアルコール度数も低く飲みやすいということが注目されていると思います。
 私の著書『ゼロから始めるワイナリー起業』は、おかげさまで多くの人に読んでいただき、その本の影響を受けてワイン造りに携わりたいとキャリアチェンジをした人もいます。そして最近は、シードル人気を反映してワインだけではなくシードルを造って起業したいという人も増えてきており、実際に見学、視察に来る人も多くいます。
 日本ワインだけでなくシードルが多くの方面から関心を集めていることに注目し、日本シードルマスター協会の全面協力を得ながら、造り方、経営、さらにはシードル醸造所(シードルリー)の作り方にいたるまでさまざまな観点から分析をしました。
 日本シードルマスター協会からは、現在の日本におけるシードルの現状、シードルの消費量、シードル醸造所の数の推移等を記載、そして私は生産者からの視点で執筆、実際にシードル起業を夢見ている人のヒントにしていただくために、本書で、どうやったらシードルを造って起業できるのか、さらにはシードル造りを活用していかに地域活性化に結びつけ、日本の地方を元気にしていくのか等、行政関係者、地方の経営者必見の情報もあります。
 実際、近年シードル造りが地域活性化のツールとして活用されています。今日では日本の地方の多くは過疎化に悩まされ、高齢化や担い手不足による農地の荒廃化が進んでいます。そんななかでシードル造りが地方を元気にするというヒントのひとつになると思い、私自身の経験も踏まえて記載しまた。
また、日本シードルマスター協会の代表理事である小野司さんには、シードル醸造所「林檎学校醸造所」の設立経緯、ビジネスモデル、今後のシードルビジネスの展望などについても執筆していただきました。
 この本を通して、シードル生産者としての立場で、今後もシードルというものがさらにメジャーなものになっていくことを心より願っていますし、これからもより多くの人に楽しんでもらえるような存在に、ファンの皆様に育てていただければと思います。

版元から一言

今、日本で注目を集める国産のシードルを、ビジネスとしてとらえた一冊。
日本シードルマスター協会の代表理事であり、長野県飯綱町で廃校を活用したシードル醸造所を立ち上げた小野司さんと、長野県東御市にワイナリー&シードル醸造所を個人で設立した蓮見よしあきさんの共著。
ふたりの著者の経験と知識をもとに、日本のシードルとシードル醸造所、そしてシードルビジネスについて、わかりやすく解説しています。

著者プロフィール

小野 司  (オノ ツカサ)  (著/文

(一社)日本シードルマスター協会 代表理事。北信五岳シードルリー株式会社 代表取締役社長。長野県飯綱町のリンゴ農家出身。情報処理技術者、IT 系業務コンサルタントのかたわら、日本シードルマスター協会を設立。2017 年に北信五岳シードルリー(株)をメンバー3人で設立後に地元へU ターンし、2019 年2 月にシードル醸造所「林檎学校醸造所」を開業。経済産業大臣登録中小企業診断士として、地域の食材を使った商品開発やマーケティングの講師なども務める。

蓮見 よしあき  (ハスミ ヨシアキ)  (著/文

(株)はすみふぁーむ代表取締役。ワイナリー、飲食店を経営しながら、農業、ワイン、シードル、 SNS 等をテーマに執筆、講演等で農業を通じたまちづくりを推進している。元長野県東御市議会議員(2期)、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科にて修士号取得。主な著書に『ゼロから始めるワイナリー起業』(虹有社)、『SNS で農業革命』(碩学社)、『はじめてのワイナリー』(左右社)等。

上記内容は本書刊行時のものです。