書店員向け情報 HELP
あなたの超小型衛星を作ってみませんか?
設計・製作から運用まで
- 初版年月日
- 2023年3月8日
- 書店発売日
- 2023年3月10日
- 登録日
- 2023年1月18日
- 最終更新日
- 2023年2月17日
紹介
近い将来、超小型衛星を利用した宇宙ビジネスが増え、誰もが自分の小型衛星を製作・打ち上げ・運用できる時代がやってくる。
本書は、惑星や人工衛星の軌道の基礎知識、ロケット・探査機開発の歴史、人工衛星の構成や超小型衛星の作り方について概説。また今後の宇宙ビジネス・宇宙利用の必須アイテムである超小型衛星の製作・打上げに必要な手順を中心に、部品の購入から製作、試験、データ取得、解析、発表の経験が得られるシステムデザインの手法を解説。航法誘導制御、推進機関、熱制御、通信、電源、筐体など小型化・高密度化された超小型衛星を構成する各装置について、購入できるCOTS(民生)製品も具体的に紹介。
新たに宇宙ビジネスに参入する未経験の企業、自治体、学生、宇宙と宇宙産業に関心もつ方のためのガイドブック。
目次
第1章 太陽系
1.1 はじめに-太陽系の外観
1.2 地球型惑星
1.3 地球
1.4 火星
1.5 月
1.6 小惑星
第2章 宇宙環境
2.1 はじめに
2.2 地球大気の成層構造
2.3 大気の圧力と密度
2.4 化学組成
2.5 真空の影響
2.6 熱環境と熱物性
2.7 微小重力
2.8 惑星間空間の宇宙環境
2.9 スペースデブリと隕石
2.10 まとめ
第3章 宇宙機の運動
3.1 はじめに
3.2 惑星の運動
3.3 軌道要素
3.4 軌道分類
3.5 コンステレーション
3.6 編隊飛行
3.7 衛星の位置と軌道制御
第4章 宇宙システム概論
4.1 はじめに
4.2 宇宙開発の歴史
4.3 宇宙ロケットの歴史
4.4 宇宙機のシステム
4.5 宇宙ミッション
4.6 人工衛星の分類
4.7 宇宙機システムの構成
4.8 超小型衛星の設計
4.9 設計の基本的事項
4.10 信頼性と品質管理
第5章 惑星探査計画の立案
5.1 はじめに
5.2 小惑星探査システム
5.3 小惑星探査;超小型衛星の例
5.4 キューブサットによる宇宙探査
5.5 超小型宇宙探査機のバス機器
第6章 航法誘導制御
6.1 はじめに
6.2 姿勢制御
6.3 位置決定
6.4 惑星探査の位置標定
6.5 衛星の位置と軌道
6.6 まとめ
第7章 小型推進機関
7.1 はじめに
7.2 ロケットの原理
7.3 超小型衛星用の推進機関
7.4 軌道外しの方法
7.5 将来の超小型衛星のミッション
第8章 熱制御
8.1 はじめに
8.2 宇宙の熱環境と制御
8.3 衛星外部からの熱入力
8.4 熱の移動
8.5 パッシブ熱技術
8.6 まとめ
第9章 通信
9.1 はじめに
9.2 使用周波数
9.3 回線設計
9.4 変調方式の概要
9.5 キューブサット間通信
9.6 まとめ
第10章 小型衛星搭載のコマンドとデータ処理装置
10.1 はじめに
10.2 オンボードコンピューティング
10.3 将来のデータハンドリングシステム
10.4 放射線軽減と許容度
10.5 宇宙機用ソフトウェア
10.6 地上データシステム
10.7 まとめ
第11章 電源
11.1 はじめに
11.2 発電
11.3 電力貯蔵(二次電池)
11.4 電源管理と配電(PMAD:Power Management And Distribution)
11.5 将来の発電
11.6 熱電池
11.7 電力蓄積:スーパーキャパシタ
11.8 キューブサット電源
11.9 まとめ
第12章 筐体構造
12.1 はじめに
12.2 筐体構造の現状
12.3 機構
12.4 積層造形
12.5 放射線の影響と緩和方法
12.6 構造設計
12.7 環境試験
第13章 発射関連装置
13.1 はじめに
13.2 現状
13.3 発射関連システムの将来
13.4 まとめ
第14章 搭載観測機と観測対象
14.1 はじめに
14.2 実用衛星
14.3 科学衛星
第15章 超小型衛星の製作
15.1 はじめに
15.2 超小型衛星の製作
15.3 打上げ関連
15.4 システムデザインの例
第16章 将来の宇宙計画
16.1 はじめに
16.2 アルテミス計画
16.3 日本の月探査計画
16.4 日本のキューブサット
16.5 超小型衛星の統計
16.6 宇宙資源と宇宙法
上記内容は本書刊行時のものです。