版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
丹後変化物語と化物屋敷 氷厘亭 氷泉(著/文 | 解説) - 白澤社
..
詳細画像 0 詳細画像 1
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

出版者情報

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:

丹後変化物語と化物屋敷 (タンゴヘンゲモノガタリトバケモノヤシキ)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:白澤社
四六判
重さ 250g
224ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7684-8003-8   COPY
ISBN 13
9784768480038   COPY
ISBN 10h
4-7684-8003-9   COPY
ISBN 10
4768480039   COPY
出版者記号
7684   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年9月
発売予定日
登録日
2024年8月16日
最終更新日
2024年9月13日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

暴れまわる一つ目入道、手の生えた蝙蝠、大蟹の化物、飛びまわる桶・大釜・諸道具、庭を転げまわる巨大な鞠、降りそそぐ石礫、現れては消える踊り子たち……。次から次へと襲いかかる妖怪変化に翻弄される武家屋敷の人々。やがて邪神に憑依された女の託宣で屋敷は狂騒状態に。怪異の原因を突き止めて退治するまでを描いた『丹後変化物語』の名場面を現代語訳。重要な部分は原文に注と解説を付けて掲載し、知る人ぞ知る江戸時代初期の奇書の全体像を紹介。
本書は『丹後変化物語』を中心に、日本各地に伝わる化物屋敷譚の紹介や解説を収録し、江戸怪談の典型の一つである化物屋敷へ読者を招く。
(発行=白澤社/発売=現代書館)

目次

第一章 『丹後変化物語』(翻刻・注・口語訳・解題=氷厘亭氷泉)
 第一節 『丹後変化物語』抄
 第二節 解題 『丹後変化物語』と《変化物語》について
〈コラム1〉丹後地方に伝わる化物屋敷(江藤 学)
第二章 化物屋敷のウチとソト──『丹後変化物語』と『稲生物怪録』(今井秀和)
第三章 化物屋敷譚――『曾呂里物語』より(訳・解説=三浦達尋)
〈コラム2〉仙台の怪異屋敷──『仙台萩』より(鷲羽大介)
第四章 化け猫屋敷(今井秀和)
〈コラム3〉猪苗代の城化物──亀姫と堀主水(南郷晃子)
第五章 江戸の化物屋敷(広坂朋信)

著者プロフィール

氷厘亭 氷泉  (コオリンテイ ヒョーセン)  (著/文 | 解説

千葉県生まれ。イラストレーター。妖怪に関する活動は日刊の『和漢百魅缶』や『妖界東西新聞』他、『大佐用』を毎月2回公開中。
著書に『日本怪異妖怪事典 関東』(笠間書院)、共著に『列伝体 妖怪学前史』(勉誠出版)、『広益体 妖怪普及史』(勉誠社)など。

今井 秀和  (イマイ ヒデカズ)  (著/文

東京都生まれ。博士(文学)。専攻は日本近世文学、民俗学、比較文化論。共立女子大学文芸学部准教授。
著書に『天狗にさらわれた少年 抄訳仙境異聞』(訳・解説、角川書店)、『異世界と転生の江戸──平田篤胤と松浦静山』(白澤社)。共著に『〈江戸怪談を読む〉皿屋敷』(白澤社)、共編著に『怪異を歩く』(青弓社)など。

三浦 達尋  (ミウラ タツヒロ)  (著/文

福島県生まれ。東北大学文学部卒、同大学大学院情報科学研究科博士前期課程修了。
主な論文に、「近世怪異小説における「ろくろ首」の登場─『曾呂利物語』と『諸国百物語』の比較を通して─」(『ナラティヴ・メディア研究』第3号、ナラティヴ・メディア研究会)など。

江藤 学  (エトウ ガク)  (著/文

京都府生まれ。京都府北部を中心に府内の妖怪伝承を収集している。ブログ『丹波・丹後の妖怪あつめ』にて京都府北部の妖怪を紹介中。

鷲羽 大介  (ワシュウ ダイスケ)  (著/文

岩手県釜石市生まれ。「せんだい文学塾」代表。
著書に、『暗獄怪談 憑かれた話』『暗獄怪談 或る男の死』『暗獄怪談 我が名は死神』(竹書房怪談HO文庫)、『〈江戸怪談を読む〉猫の怪』『〈江戸怪談を読む〉皿屋敷──幽霊お菊と皿と井戸』(共著、白澤社)など。

南郷 晃子  (ナンゴウ コウコ)  (著/文

神戸大学大学院総合人間科学研究科博士課程後期課程修了。博士(学術)。桃山学院大学国際教養学部准教授。
編著書に、共編『人はなぜ〈ミュトス〉を語るのか: 拡大する世界と〈地〉の物語』(文学通信)、「奇談と武家家伝──雷になった松江藩家老について」(東アジア恠異学会編『怪異学講義』勉誠出版)、など。

広坂 朋信  (ヒロサカ トモノブ)  (著/文

東京都生まれ。ライター・編集者。
主な著書に、『東京怪談ディテクション』(希林館・絶版)、『〈江戸怪談を読む〉実録四谷怪談』(白澤社)。共著に『〈江戸怪談を読む〉死霊解脱物語聞書』『〈江戸怪談を読む〉皿屋敷』(白澤社)、など。

上記内容は本書刊行時のものです。