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出版者情報
丹後変化物語と化物屋敷
発行:白澤社
四六判
重さ 250g
224ページ
定価
2,200円+税
- 初版年月日
- 2024年9月
- 発売予定日
- 2024年9月17日
- 登録日
- 2024年8月16日
- 最終更新日
- 2024年9月13日
紹介
暴れまわる一つ目入道、手の生えた蝙蝠、大蟹の化物、飛びまわる桶・大釜・諸道具、庭を転げまわる巨大な鞠、降りそそぐ石礫、現れては消える踊り子たち……。次から次へと襲いかかる妖怪変化に翻弄される武家屋敷の人々。やがて邪神に憑依された女の託宣で屋敷は狂騒状態に。怪異の原因を突き止めて退治するまでを描いた『丹後変化物語』の名場面を現代語訳。重要な部分は原文に注と解説を付けて掲載し、知る人ぞ知る江戸時代初期の奇書の全体像を紹介。
本書は『丹後変化物語』を中心に、日本各地に伝わる化物屋敷譚の紹介や解説を収録し、江戸怪談の典型の一つである化物屋敷へ読者を招く。
(発行=白澤社/発売=現代書館)
目次
第一章 『丹後変化物語』(翻刻・注・口語訳・解題=氷厘亭氷泉)
第一節 『丹後変化物語』抄
第二節 解題 『丹後変化物語』と《変化物語》について
〈コラム1〉丹後地方に伝わる化物屋敷(江藤 学)
第二章 化物屋敷のウチとソト──『丹後変化物語』と『稲生物怪録』(今井秀和)
第三章 化物屋敷譚――『曾呂里物語』より(訳・解説=三浦達尋)
〈コラム2〉仙台の怪異屋敷──『仙台萩』より(鷲羽大介)
第四章 化け猫屋敷(今井秀和)
〈コラム3〉猪苗代の城化物──亀姫と堀主水(南郷晃子)
第五章 江戸の化物屋敷(広坂朋信)
上記内容は本書刊行時のものです。