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最小の結婚
結婚をめぐる法と道徳
発行:白澤社
四六判
縦196mm
横135mm
厚さ28mm
重さ 480g
384ページ
定価
4,200円+税
- 初版年月日
- 2019年11月29日
- 書店発売日
- 2019年11月29日
- 登録日
- 2019年11月6日
- 最終更新日
- 2019年11月21日
紹介
そもそも「結婚」は、一夫一妻で、排他的で、夫と妻がそれぞれの役割を永続的に責任をもって担わなければならないとされていることに、十分な理由はあるのだろうか、それは善き生の役に立つのだろうか、と著者は問う。本書の伝統的な結婚のイメージから脱却する新たな制度としての「最小結婚」という刺激的な主張は、近年、日本でも注目されている同性婚をめぐる承認の問題や、フェミニズム・ケア論、クィア理論にかかわる家族のあり方の議論に新たな論点を提供するだろう。結婚について哲学的に考察した初めての書。
目次
序──結婚と哲学 第Ⅰ部 結婚の脱道徳化 第1章 結婚の約束──離婚は約束破棄なのか 第2章 結婚にいかに献身するか──概念の手引き 第3章 結婚、性行為、道徳 第4章 愛する者への特別扱い──結婚・ケア・性愛規範性第Ⅱ部 結婚の民主化 第5章 結婚への批判──本質的に不正義な制度か 第6章 結婚を定義する──政治的リベラリズムと同性婚論争 第7章 最小結婚──政治的リベラリズムは婚姻法にいかなる影響を及ぼすのか 第8章 最小結婚実現に向けた課題──貧困・財産・一夫多妻 監訳者解説 参考文献 索引
上記内容は本書刊行時のものです。