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出版者情報
哲学問答2020
ウイルス塹壕戦
発行:現代書館
四六判
296ページ
定価
2,200円+税
- 書店発売日
- 2020年10月20日
- 登録日
- 2020年10月1日
- 最終更新日
- 2020年10月13日
紹介
若手に熱烈な支持者を持つイデオローグの「哲学問答」。扱う領域は、政治、哲学、思想、歴史、文学、映画など多岐にわたり、その広さと読書量に圧倒される。「保守」という名の新たなナショナリズム、「差別」を助長するレイシズム。一方で「マルクスに帰れ」という空しい叫び……。「ファシズム」即「悪」の名のもとに、葬り去られたドイツの哲学・思想状況、日本ファシズム思想を再検討し、自らの運動体験の「歴史的継承」とアナキズムを媒介に独自の思想運動を展開。「ウイルス塹壕戦」下で格闘する日々の営為を記録した好著。
目次
Ⅰ 哲学問答2020
3月 物理力を禁欲的に内包しない思想は憂鬱を分泌する
4月 生存の塹壕戦のような時代
5月 「逃亡」は戦後に対する一個の思想である
6月 政治は嘘を内包する
7月 近代思想は差別そのものである
8月 歴史の事実と歴史の意味は違う
Ⅱ 哲学問答 詳論
3月 ユンガーと伝説の編集者との出会い
4月 ダダの原理性を確立するためには
5月 半ば永遠の退屈さの漂う最前線
6月 イロニーは世の中にいながらいないようなことだ
7月 アジールとしての東方会
8月 「彼らの兵站はどうなっているのか」
Ⅲ 人名・著作品 索引
上記内容は本書刊行時のものです。