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野垂れ死に 元木昌彦(著/文) - 現代書館
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野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想

発行:現代書館
四六判
264ページ
定価 1,700円+税
ISBN
9784768458785
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年3月17日
最終更新日
2020年3月24日
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書評掲載情報

2020-06-27 東京新聞/中日新聞  朝刊

紹介

本書には、著者の華麗な人脈を反映して、戦後史を彩った数多のスター、政治家などが次から次へと登場する。そして、オウム真理教事件をはじめ戦後日本を震撼させた大事件を描く際の臨場感は圧巻である。ただ、著者の筆致は、有名スターや誰もが知っている大事件を扱う際にも、決して昂ぶることはない。むしろ、一般にはさほどその名を知られていない、編集長として戦友のように付き合った名物記者たちの描写が実に魅力的だ。おそらく著者にとって、人間の「有名無名」はさほど問題ではなく、とにかく「人間」一人ひとりに焦点を絞ることが大事なのだ。出版界の内外を問わず、同じ時代を生きてきた日本人なら、誰もが自らの来し方を想起できる点も本書の大きな魅力である。

目次

プロローグ 引っ込み思案だった高校時代とバーテンダー稼業

・「死病」を告げられ、刹那的に生きると決めた
・年上の女(ひと)

第1章 講談社の黄金時代

・取材費と残業代は青天井
・昭和の終焉と美空ひばり
・宇野総理の元愛人はいった「鳥越俊太郎が許せない」
・底抜けにおおらかだった講談社とカネ

第2章 フライデー編集長「平時に乱を起こす」

・たけし事件後「フライデーの編集長をやらないか」
・全身張り込み人間
・幸福の科学事件で生まれた編集部の一体感
・山口組鉄砲玉襲撃事件
・大ヒット連発のヘア・ヌード写真集と桜田門の沈黙

第3章 週刊現代編集長「スクープのためなら塀の内側に落ちても」

・「週刊現代編集長をやっていただきます」
・「ヘア・ヌード」という言葉を作る
・戦友・松田賢弥と共に小沢一郎に挑む
・欽ちゃんが教えてくれた「ツキのもらい方」
・オウム真理教事件
・「社長はお前のことが嫌いなんだ」
・立川談志の『談志百選』を手がける

第4章 ばら撒かれた怪文書と右翼の街宣、そして左遷

・『TIME』日本版構想とWeb現代の創刊
・「元木さんには三推社へ行ってもらいます」
・3.11とマスコミ訪中団

第5章 もしも、もう一度逢えるなら

・「ねえねえ、今晩呑もうぜ」
・内外タイムスの平岩正昭
・はらはらと桜が散ってゆく
・生きていてくれたら

エピローグ 愛すべき名物記者たちへの挽歌

・「お前とオレらしくていいか」
・あの夜の朝倉喬司の笑顔
・水さんが行き倒れ

あとがき

著者プロフィール

元木昌彦  (モトキマサヒコ)  (著/文

1945年新潟県生まれ。早稲田大学商学部卒。1970年講談社入社。「月刊現代」、「婦人倶楽部」、「週刊現代」を経て、1990年「FRIDAY」編集長。1992年から1997年まで「週刊現代」編集長・第一編集局長、1999年オンラインマガジン「Web現代」創刊編集長。2006年講談社を退社し、「オーマイニュース日本版」編集長・代表取締役を経て、現在は出版プロデューサー。「週刊現代」編集長時代には週刊誌5位に低迷していた売上を、創刊以来最大発行部数150万部、当時の週刊誌トップにまで伸ばした。

上記内容は本書刊行時のものです。