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出版者情報
路上の映像論
うた・近代・辺境
発行:現代書館
四六判
360ページ
定価
3,600円+税
- 書店発売日
- 2019年10月28日
- 登録日
- 2019年10月2日
- 最終更新日
- 2019年10月19日
書評掲載情報
2019-12-01 | 毎日新聞 朝刊 |
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紹介
本書で取り上げる映像作品は、NHKドキュメンタリー史上最長とも言われる5時間超の大作「大菩薩峠―果てなき旅の物語」(2004年)、「月ぬ美(かい)しゃ 八重山うた紀行」(2003年)、「白い大道―流浪の唄者・里国隆を探して」(2005年)、「熱狂!河内音頭―ヤンレー節・鳴門家寿美若の夏」(2006年)、「海鳴りのなかを―詩人・金時鐘の60年」(2007年)、「小良ヶ浜ふたたび―福島・原発の浜の漁師たち」(2013年)、そして詩人・吉増剛造をとりあげた「詩の傍(そば)で」(2018年)である。浪花節、説経節、口説節、河内音頭、木崎節、さらには琉球列島の島唄の数々……、日本の「語り物芸能」の世界を疾駆する映像ドキュメンタリーの醍醐味を存分に紹介。
NHKの名物ディレクターが照射する辺境の深淵!
河内音頭等 、貴重な音源を収録したCD付き !
目次
序章 終わりなき旅が始まる――『大菩薩峠』・宇治山田の米友のために
第1章 “境界の家”で――福島の海、沖縄の海
第2章 大菩薩映像論――語り物としてのドキュメンタリー
第3章 月ぬ美しゃ――南島からの声
第4章 奄美・流浪の唄者 異国隆を探して――ある映像シナリオの旅
第5章 大阪・河内音頭行――辺界から押し寄せる“うた”
第6章 涯ての詩聲――金時鐘と吉増剛造、言葉果つる路上で
上記内容は本書刊行時のものです。