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三竈島事件
日中戦争下の虐殺と沖縄移民
発行:現代書館
四六判
288ページ
定価
2,800円+税
- 書店発売日
- 2018年9月10日
- 登録日
- 2018年8月18日
- 最終更新日
- 2018年9月7日
紹介
マカオ南西部に位置する三竈島(さんそうとう)。その島で、かつて大量虐殺による占領が行われたことは、ほぼ知られていない。1937年、日中戦争の本格化に伴い、日本海軍は島を華南地方占領の足場とすべく、航空基地を設置。島を制圧する際には海上封鎖、島民の虐殺、中国ゲリラとの抗争などが繰り返され、その後、無人島と化し広大な耕地が残された。1939年、沖縄から三竈島への移民が開始。主な仕事は、海軍が買い上げる米など農産物の生産であった。本書は、沖縄農業移民の三竈島での暮らし振りを伝えるとともに、台湾に近い立地故、戦後は国共内戦時に国民党軍の撤退センターとなった三竈島を巡る激動の歴史を詳細に追った第一級のドキュメント。
上記内容は本書刊行時のものです。