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凜として灯る 荒井裕樹(著/文) - 現代書館
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凜として灯る (リントシテトモル)

社会一般
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発行:現代書館
四六判
240ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7684-3592-2   COPY
ISBN 13
9784768435922   COPY
ISBN 10h
4-7684-3592-0   COPY
ISBN 10
4768435920   COPY
出版者記号
7684   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年5月16日
最終更新日
2024年3月6日
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書評掲載情報

2022-12-17 毎日新聞  朝刊
評者: 伊藤亜紗(東京工業大学教授・美学)
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紹介

その人は『モナ・リザ』にスプレーを噴射した。
理由を知るには人生を語る覚悟がいる。

1974年4月20日、東京国立博物館で開催された「モナ・リザ展」一般公開初日。人類の至宝と称される絵画「モナ・リザ」(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)に、一人の女性が赤いスプレー塗料を噴射した。女性の名前は米津知子。当時25歳。「女性解放」を掲げたウーマン・リブの運動家だった。取り調べのために連行される警察車両の中で、彼女はクスクス笑いが込み上げていた。極度の緊張と、やっと落とし前をつけられたうれしさの中で。女として、障害者として、差別の被害と加害の狭間を彷徨いながら、その苦しみを「わたしごと」として生きるひとりの、輝きの足跡。

「第15回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞後初の書き下ろし作品!

著者プロフィール

荒井裕樹  (アライユウキ)  (著/文

1980年、東京都生まれ。 専門は障害者文化論、日本近現代文学。 東京大学大学院人文社会系研究科修了。 博士(文学)。 二松学舎大学文学部准教授。 障害や病気とともに生きる人たちの自己表現活動をテーマに研究・執筆を続ける。 著書に『隔離の文学──ハンセン病療養所の自己表現史』(書肆アルス)、『生きていく絵──アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房)、『差別されてる自覚はあるか──横田弘と青い芝の会「行動綱領」』(現代書館)、『障害者差別を問いなおす』(筑摩書房)、『車椅子の横に立つ人──障害から見つめる「生きにくさ」』(青土社)、『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)などがある。
2022年、第15回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。