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出版者情報
季刊 福祉労働165号 特集:意思ってなんだろう――つながりから生まれる経験知へ
- 書店発売日
- 2019年12月16日
- 登録日
- 2019年11月27日
- 最終更新日
- 2019年12月15日
紹介
特集:意思ってなんだろう――つながりから生まれる経験知へ
「意思決定」が、障害者・高齢者・依存症者・引きこもりなど、立場の弱い人に自己責任を押し付けるための、免罪符のように使われている。しかし、よりよく生きるための選択肢は、出会いと経験、そして、人とのつながりの中から生まれるはず。求められているのは、「意思決定支援」ではなく、「つながりから生まれる経験知」を増やす支援ではないか。当事者・支援者とともに、パラダイム転換をはかる。
目次
武本花奈 インクルーシブに生きる「ふつう」の人 第一回 川合千那未さん
【特集】 意思ってなんだろう――つながりから生まれる経験知へ
「意思」と「支援」のパラダイム転換へ向けて
池原毅和
津久井やまゆり園入所者への「意思決定支援」何のため? 誰のため?
三田優子
知的障害のある人の意思決定への関わりについて
中村和利
高齢者医療における「意思決定」、家族の役割、ガイドライン
横内正利
ALS患者として生死の意思決定をみつめて
岡部宏生
ハームリダクション――構造的スティグマによる「意思」の蔑視への反論
古藤吾郎
つながりの貧困から考える「8050問題」
川北稔
親の立場から「法人後見」を検証する
東 京香
インターチェンジ 交差点
【行政の窓口】 地域共生社会と包括支援体制づくり
千野慎一郎
【教室のなかで】 ともに過ごす子どもたち
川口久雄
【街に生きて】 自分の未来を切り拓く
山口和俊
障害学の世界から◎第八十四回
障害者権利条約の日本への事前質問事項――国際的な人権の取り組みの役割
長瀬 修
障害者の権利条約とアジアの障害者◎第三十六回
権利条約の政府報告⑩第二十八条
中西由起子
季節風
舩後、木村両議員の国会における合理的配慮について
堀 利和
第十九回障害児を普通学校へ全国連絡会 全国交流集会 inちば
橋本智子
働きたくても働ける環境にない、全ての人へ――シゴトシンク北海道の取り組み
清野侑亮
車椅子で宇宙をわたる 第二回
ひとり旅――私はどこにでも行けるという実感
安積宇宙
誰もが性的人間として生きる 第一回
知的障害のある人の性への社会的圧力
河東田 博
現場からのレポート
福生病院透析中止事件の提訴について
冠木克彦
事前質問事項採択に向けた国連障害者権利委員へのブリーフィングを経験して
曽田夏記
入所施設からの外出の現状――療護施設自治会全国ネットワークの外出アンケートから
松浦武夫
投稿
バザーリア講演録より「健康と労働」
フランコ・バザーリア 大内紀彦・鈴木鉄忠=訳
軽度障害「吃音」がつなぐマジョリティとマイノリティ
八木智大
上記内容は本書刊行時のものです。