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神経症的な美しさ モリス・バーマン(著) - 慶應義塾大学出版会
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【利用不可】

神経症的な美しさ (シンケイショウテキナウツクシサ) アウトサイダーがみた日本 (アウトサイダーガミタニホン)

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A5判
424ページ
並製
価格 3,800円+税
ISBN
978-4-7664-2856-8   COPY
ISBN 13
9784766428568   COPY
ISBN 10h
4-7664-2856-0   COPY
ISBN 10
4766428560   COPY
出版者記号
7664   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年12月10日
書店発売日
登録日
2022年9月15日
最終更新日
2023年3月23日
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書評掲載情報

2023-02-18 朝日新聞  朝刊
評者: 磯野真穂(文化人類学者)
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紹介

▲アメリカとの葛藤のなかで進んできた日本近代。その功罪の原因を探究する。
▲アメリカ型の拡張主義的な資本主義の限界を越える「ポスト資本主義」のモデルに日本はなりうるか?

禅、民芸、京都学派、アート、オタク文化など、広範囲にわたる文化事象を参照しながら、日本人の精神史をアメリカとの接触の中でどう変容してきたかをたどり、〈日本的なるもの〉の可能性を精査する。『デカルトからベイトソンへ』の思想家が贈る骨太の日本人論。

目次

序 別の仕方で考えること

第1章:日本的なるもの(1)――禅、工芸、永遠の現在
第2章:日本的なるもの(2)――「甘え」、集団志向、序列
第3章:明治維新とその余波
第4章:戦争と占領
第5章:哲学――京都学派の時代
第6章:『なんとなく、クリスタル』――アメリカ化する日本のディレンマ
第7章:江戸的な現代へ――ポスト資本主義モデルとしての日本?

付録
 英語の用語法における問題/禅のリアリティ/禅、倫理、「枢軸時
 代」/オタク文化――インタビュー

著者プロフィール

モリス・バーマン  (モリス バーマン)  (

詩人、小説家、エッセイスト、社会批評家、文化史家。これまでに17冊の単行本、150本近くの論文を発表しており、ヨーロッパ、北アメリカ、メキシコの様々な大学で教鞭を取る。1990年にワシントン州の州知事作家賞を受賞、1992年にはロロ・メイ・センターの人文学を対象とした年間助成の第一号となる。著書に『デカルトからベイトソンへ――世界の再魔術化』(柴田元幸訳、文藝春秋、2019年)がある。2000年、The Twilight of American Culture が『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』紙で「注目すべき本」として紹介される。2013年、メディア・エコロジー協会より、公共的知的活動における業績に対するニール・ポストマン賞を受賞。メキシコ在住。

込山 宏太  (コミヤマ コウタ)  (

青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。専門はイギリス文学・文化史。

上記内容は本書刊行時のものです。