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長与専斎と内務省の衛生行政 小島 和貴(著) - 慶應義塾大学出版会
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書店員向け情報

長与専斎と内務省の衛生行政

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A5判
304ページ
上製
価格 5,400円+税
ISBN
978-4-7664-2750-9   COPY
ISBN 13
9784766427509   COPY
ISBN 10h
4-7664-2750-5   COPY
ISBN 10
4766427505   COPY
出版者記号
7664   COPY
Cコード
C3021
専門 単行本 日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年6月5日
書店発売日
登録日
2021年4月9日
最終更新日
2021年5月27日
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書評掲載情報

2021-08-07 朝日新聞  朝刊
評者: 保阪正康(ノンフィクション作家)
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紹介

▼近代日本の衛生行政の基礎はいかに築かれたのか?
▼西洋の「衛生」の概念をモデルにした長与専斎の構想が、衛生行政に与えた影響を検証。
▼感染症に関する衛生行政に注目が集まる今、見直されるべき業績。

明治期日本の衛生行政黎明期における、初代内務省衛生局長・長与専斎の構想と行動を検証。
医学を法律・政策をもって政府が積極的に運用する「政務的運用」と、その効果を上げるための「官民協調」の二つの方針を第一次資料から明らかにする意欲作。

目次

はじめに

第一部 医学等学術の「政務的運用」論の展開

 第一章 長与専斎と衛生行政 ――医学等学術の「政務的運用」の視座

  一 西洋における「健康保護」への注目
  二 長与専斎の西欧諸国における調査
  三 岩倉遣外使節団より帰国後の長与専斎
  四 衛生事務の内務省への移管と長与専斎
  五 医学等学術の「政務的運用」論と「衛生事務拡張」論
  六 医学等学術の「政務的運用」論と後藤新平
   (一)「生理的円満」と「衛生法」
   (二)「衛生制度」
  七 医学等学術の「政務的運用」論と内務省の方針
  八 医学等学術の「政務的運用」論とその支持者たち

 第二章 医学等学術の「政務的運用」論の具体化と内務省衛生行政の再
 編に向けた取り組み

  一 長与専斎とコレラの流行
  二 中央衛生会及び地方衛生会の設置と伝染病予防規則の制定
  三 府県衛生課及び町村衛生委員の設置
  四 医学等学術の「政務的運用」と伝染病予防及消毒心得書(明治二
  三年の「心得書」)
  五 後藤新平と伝染病予防法の制定
  六 内務省衛生事務の所管と調整
   (一)内務省衛生局と「健康保護」事業
   (二)衛生局と警保局
   (三)衛生事務をめぐる関係者たち
  七 内務省衛生局の衛生行政改革とその効果

 第三章 医学等学術の「政務的運用」論の具体化と地方衛生行政の再編
 に向けた取り組み

  一 長与専斎と地方衛生行政
  二 内務省諮問会開催の経緯
  三 内務省諮問会と地方衛生行政
  四 内務省諮問会と府県連合衛生会の開催
   (一)開催の経緯
   (二)第一回府県連合衛生会の開催とその意義
  五 明治二六年地方官官制の公布と医学等学術の「政務的運用」論
  六 医学等学術の「政務的運用」の推進と地方行政との連携
   (一)住民及び吏員の意識
   (二)地方衛生費
  七 地方衛生行政改革とその効果

第二部 「官」と「民」の協調論の推進

 第四章 「官」と「民」の協調論の提唱
  一 長与専斎と伝染病予防のための「心得書」
  二 虎列剌病予防法心得(明治一〇年の「心得書」)
  三 伝染病予防法心得書(明治一三年の「心得書」)
  四 大日本私立衛生会の創設と住民との連携
  五 虎列剌病予防消毒心得書(明治一九年の「心得書」)
  六 伝染病予防及消毒心得書(明治二三年の「心得書」)
  七 「官府の為すべき事項」と「人民の為すべき事項」

 第五章 「官」と「民」の協調論の具体化――「衛生工事」を事例とし
 て

  一 「衛生工事」への関心
  二 医学等学術の「政務的運用」と「衛生工事」
  三 大日本私立衛生会における長与専斎の活動と「衛生工事」
   (一)「衛生工事」と住民の意識
   (二)「衛生工事」と「自治」
  四 水道条例の制定と「官」と「民」の協調論
  五 「富ノ発達」の保護と「文明ノ市街」の建設
  六 「衛生工事」の進展と「官」と「民」の協調

おわりに


主要参考資料及び文献
あとがき
初出一覧
長与専斎略年譜
索引

著者プロフィール

小島 和貴  (コジマ カズタカ)  (

桃山学院大学法学部教授。
慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)(慶應義塾大学)。専門は日本行政史。

上記内容は本書刊行時のものです。