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自由なき世界 上
フェイクデモクラシーと新たなファシズム
発行:慶應義塾大学出版会
四六判
276ページ
上製
価格
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年3月20日
- 書店発売日
- 2020年3月14日
- 登録日
- 2020年2月17日
- 最終更新日
- 2020年3月13日
書評掲載情報
2022-04-30 |
朝日新聞
朝刊 評者: 長谷部恭男(早稲田大学教授・憲法学) |
2020-05-02 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 下斗米伸夫(法政大学名誉教授) |
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紹介
▼ロシアはなぜクリミアに侵攻したのか
法の支配を無効化し、民主主義を混乱に陥れ、歴史を葬り去る「永遠の政治」。
プーチンによる「永遠」の体制は、純潔無垢なるロシアの復活を唱え、
EUの破壊を画策し、遂にはウクライナの混乱に乗じてクリミアを併合する。
ロシアはなぜクリミアに侵攻したのか――。
20世紀末、ソ連が崩壊し、冷戦が終結したのに伴い、
自由民主主義の勝利が確定したかに思われた。
一部の識者は、平穏でグローバライズされた未来を確信し、「歴史の終焉」を宣言した。
だが、そう信じたのは見当違いだった。
2000年にロシアの大統領となったプーチンは、
オリガルヒ(新興財閥)とファシズムを混交させた新たな権威主義体制を構築し、
ロシアに新たなファシズムが現れたのである。
法の支配を無効化し、民主主義を混乱に陥れ、
歴史を葬り去るプーチンの「永遠の政治」は、やがて、
純潔無垢なるロシアの復活を唱え、EUの破壊を画策し、
遂にはウクライナの混乱に乗じてクリミアを併合する。
プーチンの思想に鋭くメスを入れ、右傾化する世界の実態を捉える世界的な話題作。
目次
プロローグ(2010年)
第1章 個人主義か全体主義か(2011年)
第2章 継承か破綻か(2012年)
第3章 統合か帝国か(2013年)
第4章 新しさか永遠か(2014年)
上巻原註
上記内容は本書刊行時のものです。