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子どものこころに寄り添う営み 村瀬 嘉代子(著) - 慶應義塾大学出版会
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子どものこころに寄り添う営み

四六判
240ページ
上製
価格 2,700円+税
ISBN
978-4-7664-2631-1
Cコード
C3011
専門 単行本 心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年10月15日
書店発売日
登録日
2019年9月4日
最終更新日
2019年10月4日
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紹介

子どもは、純粋に他者を思う大人との出会いを切望している

日常生活を通した子どもとのかかわりの数々のエピソード。
そこには対人援助職者に限らず、育児にかかわる者が見落としがちな「眼差し」がある。
そして、「養育」の本質が、子どもを育むという営みに通底することに気づくだろう。

▼子どもとかかわる臨床家や対人援助職の真髄を伝えるエッセイ集。
▼臨床家以外からも強い支持を受ける村瀬嘉代子ワールドが広がる。

虐待、不登校、発達障害、うつ病―。様々な問題を抱える子どもとの関わりのなかで、問題行動の背後に潜む心情にどう辿りつき、そのもつれた思いをいかに解いていくのか。
稀代の臨床家が、子どものこころの治癒・成長をめざす全ての人に、その真髄を伝えるエッセイ集。
◎「連載・瞬息のきらめき」(『教育と医学』2006年7月号~2008年6月号)も収録。

目次

第一章 子どもの育ちを支える
 さまざまな人に支えられる子どもの育ち
 「呼び名」をめぐって
 成長変容の密かな願い
 見守る眼差し
 徳之島の子どもたちに出会って
 自分の図書館カードを持つ赤ちゃん
 「本物」に出会う
 食を通して伝えられるもの

第二章 子どものこころを支える
 子どもの不安
 こころの〝しなやかさ〟と〝勁さ〟
 マニュアルやプログラムを活かす
 クライエントと向き合う基本の関係
 受け継がれるものと変容するもの
 書くこと・話すこと
 紆余曲折の道が実りへと至るために――養育過程の振り返りとよき展開
 を求める
 子どもにとっての別れの悲しみを支える
 人の真価とは――高齢者施設でのこと
 想像力のちから――相互似顔絵法を創案して
 自律、その人らしく生きる

第三章 施設で出会った子どもたち
 こころに届く言葉と行為
 かけがえのない小さな宇宙、あそびごころ
 似て非なるもの
 自然を感じ取る暮らし
 ゆったりと機敏に――高橋田鶴子先生を偲んで
 出立それぞれ
 ある日韓交流
 それぞれの春
 時間感覚と将来の展望

第四章 「養育」から、すべての子どもの「育ち」を考える
 もの、こと、人との関係性の中に立ち現れる感性
 自分や世界を信じること、親を受けとめること
 養育を担う人
 施設と社会性
 心理的支援の理論と技法について

第五章 講座:子どものこころの治癒と成長
 講座1:生きる糧の基盤をつくる
 講座2:子どもの心理的再生を支える
 講座3:子どもの存在の根幹に纏わる事実を分かち合う
 講座4:「生活」を基本におく専門的支援とは

 おわりに
 
 初出一覧

著者プロフィール

村瀬 嘉代子  (ムラセ カヨコ)  (

一般社団法人日本心理研修センター代表理事・理事長。大正大学名誉教授、同大学客員教授。北翔大学大学院客員教授。
臨床心理士。博士(文学)。専門は臨床心理学。
1959 年奈良女子大学文学部教育学科心理学専攻卒業。1959-65 年家庭裁判所調査官(補)、1962-63 年カリフォルニア大学大学院バークレイ校留学。1965 年大正大学カウンセリング研究所講師、1993-2008 年大正大学人間学部および同大学大学院人間福祉学科臨床心理学専攻教授。2008 年北翔大学人間福祉学部教授、大正大学名誉教授(2009 年より客員教授)。
近著『聴覚障害者への統合的アプローチ』(日本評論社、2005 年)、『新訂増補 子どもと大人の心の架け橋』(金剛出版、2009 年)、『心理療法家の気づきと想像』(同、2015 年)、『ジェネラリストとしての心理臨床家』(同、2018 年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。