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哲学は環境問題に使えるのか アンドリュー・ライト(編著) - 慶應義塾大学出版会
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【利用不可】

哲学は環境問題に使えるのか (テツガクハカンキョウモンダイニツカエルノカ) 環境プラグマティズムの挑戦 (カンキョウプラグマティズムノチョウセン)

哲学・宗教
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A5判
464ページ
上製
価格 5,400円+税
ISBN
978-4-7664-2612-0   COPY
ISBN 13
9784766426120   COPY
ISBN 10h
4-7664-2612-6   COPY
ISBN 10
4766426126   COPY
出版者記号
7664   COPY
Cコード
C3012  
3:専門 0:単行本 12:倫理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年9月20日
書店発売日
登録日
2019年8月9日
最終更新日
2019年9月12日
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紹介

▼「環境倫理学」をアップデートする「環境プラグマティズム」!
▼その基本文献であるアンソロジーがついに翻訳!

1990年初め日本にも紹介された「環境倫理学」。当時、生命倫理学と共に注目されたが、90年代半ばに欧米では大きな地殻変動が起こっていた。実際の環境政策に応用できない、実行不能な「環境倫理学」を批判し、プラグマティズムの哲学を融合させた本論集『環境プラグマティズム』から「環境倫理学〈2.0〉」は始まった。その基本文献がついに邦訳なる。「環境倫理学〈3.0〉」を展望するうえでも必読の書となるだろう。

目次

謝辞

序論:紛争地としての環境プラグマティズムと環境倫理学・・・アンドリュー・ライト/エリック・カッツ

 Ⅰ 環境思想と古典的アメリカ哲学
第1章 プラグマティズムと環境思想・・・ケリー・A・パーカー
第2章 プラグマティズムはどのように環境倫理学であるのか・・・サンドラ・B・ローゼンタール/ロージン・A・バックホルツ
第3章 文化としての自然――ジョン・デューイのプラグマティズム的な自然主義・・・ラリー・A・ヒックマン
第4章 G・H・ミードのコスモロジーにおける環境保護にかかわる価値
・・・アリ・サンタス
第5章 レオポルドの土地倫理の一貫性・・・ブライアン・G・ノートン

 Ⅱ プラグマティズム理論と環境哲学
第6章 統合か還元か――環境価値に対する二つのアプローチ・・・ブライアン・G・ノートン
第7章 原初段階にある環境倫理学・・・アンソニー・ウエストン
第8章 政治的エコロジーにおける共存主義・・・アンドリュー・ライト
 
 Ⅲ 環境問題へのプラグマティストのアプローチ
第9章 プラグマティズムと政策――水の事例・・・ポール・B・トンプソン
第10章 定義のためのプラグマティックなアプローチに向けて――「湿地」と意味の政治学・・・エドワード・シアッパ
第11章 自然資源管理に対する、多元論的で、プラグマティックかつ進歩的なアプローチ・・・エメリー・N・キャッスル
第12章 自然の法対尊敬の法――ノルウェーの実践における非暴力
・・・デイビッド・ローゼンバーグ
第13章 環境倫理学を紛争管理の方法として教えること・・・ゲーリー
・E・ヴァーナー/スーザン・J・ギルバーツ/ターラ・ライ・ピーターソン

 Ⅳ 環境プラグマティズム――論争
第14章 内在的価値を超えて――環境倫理学におけるプラグマティズム
・・・アンソニー・ウエストン
第15章 内在的価値を求めて――プラグマティズムと環境倫理学における絶望・・・エリック・カッツ
第16章 沼地に対して不公正――カッツに対する返答/基礎というものに対して不公正では?――ウエストンに対する返答・・・アンソニー・ウエストン/エリック・カッツ
第17章 環境プラグマティズムは哲学かメタ哲学か――ウエストン・カ
ッツ論争について・・・アンドリュー・ライト

解説
環境哲学をアップデートするために・・・岡本裕一朗

あとがき・・・田中朋弘


人名索引
事項索引

著者プロフィール

アンドリュー・ライト  (アンドリュー ライト)  (編著

原著刊行当時、アルバータ大学の環境保護プログラムの研究員。哲学の兼任教授。現在はジョージ・メイソン大学の教授、および世界資源研究所の気候プログラムの特別上級研究員。

エリック・カッツ  (エリック カッツ)  (編著

原著刊行当時、ニュージャージー工科大学における技術と社会プログラムのディレクター。現在はニュージャージー工科大学の哲学教授、同大人文学部の学部長。

岡本 裕一朗  (オカモト ユウイチロウ)  (監訳

玉川大学文学部名誉教授。九州大学大学院文学研究科単位取得退学、博士(文学)九州大学。専門分野:哲学・倫理学。主要業績:『異議あり!生命・環境倫理学』(単著、ナカニシヤ出版、2002年)、『ネオ・プラグマティズムとは何か』(単著、ナカニシヤ出版、2012年)

田中 朋弘  (タナカ トモヒロ)  (監訳

熊本大学大学院人文社会科学研究部教授。大阪大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)大阪大学。専門分野:哲学・倫理学。主要業績:『職業の倫理学』(単著、丸善出版、2002年)、『文脈としての規範倫理学』(単著、ナカニシヤ出版、2012年)

上記内容は本書刊行時のものです。