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ナチズムは再来するのか? アンドレアス・ヴィルシング(編) - 慶應義塾大学出版会
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ナチズムは再来するのか? (ナチズムハサイライスルノカ) 民主主義をめぐるヴァイマル共和国の教訓 (ミンシュシュギヲメグルヴァイマルキョウワコクノキョウクン)

歴史・地理
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四六判
160ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-7664-2606-9   COPY
ISBN 13
9784766426069   COPY
ISBN 10h
4-7664-2606-1   COPY
ISBN 10
4766426061   COPY
出版者記号
7664   COPY
Cコード
C1022  
1:教養 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年6月14日
書店発売日
登録日
2019年4月24日
最終更新日
2019年6月13日
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紹介

民主主義は危機にあるのか?

当時、世界で最も民主主義的な憲法をもちながらも、
わずか14年でナチスに破壊されてしまったヴァイマル共和国。

当時の政治社会状況と現在の状況との、共通点とはなにか。
現代社会を覆うポピュリズムに、ドイツを代表する研究者たちが
歴史の経験から警鐘を鳴らす。

ヴァイマル建国100年を記念して、ラジオ・新聞でメディアミックス的に
展開されたエッセイを一冊にまとめた、注目の書。

(原著:Weimarer Verhältnisse? Historische Lektionen für unsere Demokratie, Reclam, 2018)

目次

まえがき  

第1章 〈政治文化〉 理性に訴える  
第2章 〈政党システム〉 敵と友のはざまで  
第3章 〈メディア〉 政治的言語とメディア  
第4章 〈有権者〉 抵抗の国民政党 
第5章 〈経済〉 ヴァイマル共和国の真の墓掘人――問題の累積をめぐって  
第6章 〈国際環境〉 番人なき秩序――戦間期の国際紛争状況と軍事戦略の展開  
第7章 〈外国からのまなざし〉 不可解なるドイツ  
おわりに 警戒を怠らないということ  

ヴァイマル共和国略史
訳者あとがき
編著者・訳者紹介

著者プロフィール

アンドレアス・ヴィルシング  (アンドレアス ヴィルシング)  (

1959年生まれ。ミュンヘン大学(LMU)教授(現代史)、現代史研究所(IfZ)所長。ドイツにおける現代史研究を牽引する存在であり、ヨーロッパ現代史に関する著作多数。近著に、冷戦終焉後のヨーロッパを論じたDemokratie und Globalisierung. Europa seit 1989, München:C.H. Beck, 2015がある。また、ヴァイマル共和国に関しては、スタンダードな概説書・研究手引書であるDie Weimarer Republik. Politik und Gesellschaft (Enzyklopädie Deutscher Geshichte 58),München: R. Oldenbourg, 2000(2. Aufl., 2008)を著している。

ベルトルト・コーラー  (ベルトルト コーラー)  (

1961年生まれ。ジャーナリスト。1999年から『フランクフルター・アルゲマイネ新聞』の発行責任者。

ウルリヒ・ヴィルヘルム  (ウルリヒ ヴィルヘルム)  (

1961年生まれ。ジャーナリスト。2011年からバイエルン放送の代表。

板橋 拓己  (イタバシ タクミ)  (監訳

1978年生まれ。成蹊大学法学部教授。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は国際政治史。『黒いヨーロッパ―ドイツにおけるキリスト教保守派の「西洋(アーベントラント)」主義、1925~1965年』(吉田書店、2016年、日本ドイツ学会奨励賞受賞)、ほか。

小野寺 拓也  (オノデラ タクヤ)  (監訳

1975年生まれ。東京外国語大学世界言語社会教育センター特任講師。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はドイツ現代史。『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」―第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性」』(山川出版社、2012年)、ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。