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百鬼園 戰前・戰中日記 下 内田 百閒(著) - 慶應義塾大学出版会
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百鬼園 戰前・戰中日記 下 (ヒャッキエン センゼン センチュウニッキ ゲ)

文芸
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四六判
384ページ
上製
価格 4,500円+税
ISBN
978-4-7664-2604-5   COPY
ISBN 13
9784766426045   COPY
ISBN 10h
4-7664-2604-5   COPY
ISBN 10
4766426045   COPY
出版者記号
7664   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年5月29日
書店発売日
登録日
2019年4月26日
最終更新日
2019年5月28日
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書評掲載情報

2019-07-14 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 武藤康史(評論家)
2019-07-06 朝日新聞  朝刊
評者: 横尾忠則(美術家)
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紹介

内田百閒生誕130年記念
未発表日記を初公刊

昭和十一年一月一日から
『東京燒盡』につながる昭和十九年十月末日まで
「極めて特異な作家」百閒47歳から55歳の日常の記録。

内田百閒の生誕130年を記念して、未発表日記(昭和十一年から昭和十六年)を含め、昭和十一年から『東京燒盡』へと続く昭和十九年十月末までの日記を公刊する(但し昭和十七年は参考資料)。
 百閒は早い時期から作品として「日記」を意識して発表している。大正六年から大正十一年の日記を『百鬼園日記帖』『續百鬼園日記帖』として昭和十年、昭和十一年に公刊しているのである。さらに『東京燒盡』では、空襲の激しくなった昭和十九年から昭和二十年八月の終戦までを昭和三十年に刊行している。
 夏目漱石の弟子であり、ほぼ同世代のカフカに通ずると評される夢幻的作品『冥途』で作家としての活動を始めた百閒は、昭和八年の『百鬼園隨筆』がベストセラーとなって注目される。本書は、百閒47歳から55歳までの「極めて特異な作家」の戦前・戦中の日常の貴重な記録である。

目次

 凡 例

昭和十五年七月~十二月
昭和十六年一月~十二月
昭和十七年(缺)
昭和十八年一月~十二月
昭和十九年一月~十月
  昭和十七年〔参考資料:平山三郎 写本 一月一日―四月二十二日〕

解 題  岡山県郷土文化財団  万城あき
索引兼注

著者プロフィール

内田 百閒  (ウチダ ヒャッケン)  (

明治二十二(一八八九)年五月二十九日、岡山市の造り酒屋の一人息子として生れる。旧制第六高等学校を経て、東京帝国大学独文科卒業。在学中に夏目漱石門下となる。陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学などで、ドイツ語を教えた。『冥途』『旅順入城式』『百鬼園随筆』『東京焼盡』『阿房列車』『ノラや』など著書多数。昭和四十二年、芸術院会員推薦を辞退。本名、内田栄造。別号、百鬼園。昭和四十六年四月二十日没。

上記内容は本書刊行時のものです。