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キリスト教と寛容
中近世の日本とヨーロッパ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年2月28日
- 書店発売日
- 2019年2月23日
- 登録日
- 2019年1月15日
- 最終更新日
- 2019年2月22日
紹介
▼宗教改革時代、日本とヨーロッパでキリスト教が異端・異教徒・宗教的マイノリティとどのように共存/排斥したか、歴史的に考察。
宗教改革の時代、キリスト教がいかに他宗教や異文化を認識し、ときに宗教的マイノリティを排斥しつつも、融和を図っていったのかを考察する。第一部は「日本における寛容」、第二部は「ヨーロッパにおける寛容」。
目次
序 章 キリスト教における「寛容」とは 浅見 雅一
第Ⅰ部 日本における寛容
第一章 元和の大殉教と宣教師の寛容 山本 博文
第二章 島原の乱と「立ち帰り」――― 一揆とキリシタン信仰 神田 千里
第三章 「寛容」をめぐる政権と仏教勢力 上野 大輔
第四章 ルイス・フロイスの見た一六世紀の京都 杉森 哲也
第五章 戦国大名大友宗麟の「寛容」 川村 信三
第六章 カトリックにおける婚姻問題と寛容 安 廷苑
第七章 オランダ共和国における宗教的寛容と日本 松方 冬子
第Ⅱ部 ヨーロッパにおける寛容
第一章 レッシング『賢者ナータン』のアクチュアリティ 渡邉 直樹
第二章 モンテーニュと文化的寛容 久保田 剛史
第三章 一六―一七世紀前半のイングランドにおける宗教改革と反カトリック 山本 信太郎
第四章 近世ヨーロッパを生き抜く宗教的マイノリティ再洗礼派――多宗派併存都市ノイヴィートのメノー派を中心に 永本 哲也
第五章 中近世スペインにおける宗教的マイノリティ 関 哲行
第六章 偏見と寛容――クリュニー修道院長ペトルス・ヴェネラビリスとイスラーム 神崎 忠昭
第七章 イスラームにおけるイエス・キリスト――クルアーンから、そして後代の二つの視点から 野元 晋
終 章 全体の総括と寛容の問題を理解するための視角 野々瀬 浩司
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。