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なぜフィクションか? ジャン=マリー・シェフェール(著/文) - 慶應義塾大学出版会
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なぜフィクションか? ごっこ遊びからバーチャルリアリティまで

A5判
352ページ
上製
価格 5,000円+税
ISBN
978-4-7664-2575-8
Cコード
C3010
専門 単行本 哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年1月30日
書店発売日
登録日
2018年12月13日
最終更新日
2019年1月24日
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紹介

なぜ人はフィクションを楽しみ、忌避するのか

 フランスを代表する文学理論家・美学研究者であるシェフェールが一九九九年に発表した本書は、その後のフィクション理論に多大な影響を与えた。
 「なぜ」フィクションかと問うことは、「なぜ」人間がフィクションに身をゆだね、喜びを感じるのか、あるいは逆に、ときには「なぜ」フィクションを忌避するのかと問うことを意味する。
 物語論、哲学、人類学、心理学、認知科学等の観点から、文学や映画からビデオゲームにいたるあらゆるフィクションの形式を分析し、フィクションを人類に普遍的に備わる「心的能力」としてとらえなおす。

目次

 序論

第一章 模倣なんかこわくない

 1 模倣する狼からバーチャルの狼へ
 2 プラトンⅠ――「する」から「あたかも~のようにする」へ
 3 プラトンII――模倣することと認識すること
 4 遊戯的模倣の二つの系譜
 5 プラトン、それでもなお


第二章 ミメーシス――模倣する、装う、表象する、認識する

 1 古くからの混乱について
 2 ミメティスム
 3 類似から模倣へ
 4 模倣から偽装へ
 5 表象からミメーシス的表象へ
 6 認識手段としてのミメーシス
 

第三章 フィクション 

 1 模倣、まやかし、偽装、フィクション
 2 フィクションの系統発生――共有された遊戯的偽装について
 3 フィクション能力の個体発生――ミメーシス的自己刺激について
 4 フィクション的没入
 5 フィクション的モデル化――フィクションと指示


第四章 いくつかのフィクション装置について

 1 遊戯、夢想、芸術
 2 没入の媒介と態度
 3 フィクション物語(レシ)
 4 演劇フィクション
 5 視覚表象とフィクション
 6 映画 
 7 デジタルフィクション

結論


 註
 訳者解説
 参考文献
 索引

著者プロフィール

ジャン=マリー・シェフェール  (ジャンマリー シェフェール)  (著/文

1952年生まれ。フランス国立科学研究センターディレクター、社会科学高等研究院研究ディレクター。専門は美学、芸術理論。
著作にLa Fin de l'exception humaine (Gallimard, 2007), L'Expérience esthétique (Gallimard, 2015)など多数。

久保 昭博  (クボ アキヒロ)  (編集 | 翻訳

1973年生まれ。関西学院大学教授。
東京大学大学院総合文化研究科満期退学。パリ第三大学博士課程修了、文学博士。専門は文学理論、フランス文学。
著作に『表象の傷──第一次世界大戦からみるフランス文学史』(人文書院、2011)、訳書にレーモン・クノー『地下鉄のザジ』(水声社、2011)など。

上記内容は本書刊行時のものです。